▼一昨日
は、「カンブリアンパーティ」。最近口を開けば杖道のことしか語らない私だから、このシンポジウムの中でも、つい杖道(じょうどう)をアートや、創発とか
らめて話してしまう。
イベント後の日記を集めたポータルは、こちらへ。
シンポジウムのネタとしては、目玉、自分的には大発見だと思っている
藤田嗣治作品の
中に描かれた、
「杖道の男」について。
タイトル:『争闘T』
そして勝手に副タイトルとして「杖道の男」とした。
上
野で、
現
在公開中!
【ディテール】
む
やみに棒を振り回してるのではない、あきらかに構えて応ずるその瞬間を描いている。
けっして「型」なしなんかじゃない。
黒髪に、鋭く、大きく澄んだ眼差しが、まさに相手を崩さんとするその瞬間にも思える。
そして足元で同じポーズをとる豹は、この
杖道する男の、
錬られた身体に宿る闘争心や野生といったものを象徴してるのだろうか?
作者藤田嗣治は、「女と猫」などおよそこんな題材、表現とは程遠い印象だけど、意外なことに、武道に非常に興味
をもっていたらしいのだ。
50人以上のモデルtたちが、この作品のために藤田のアトリエを訪ねたとも聞いてる。
その中心に描かれる杖を大きく構える男の姿。
【全体】
レ
オナール・フジタ@上野の森美術館。80年ぶりに発見された大作4枚の中の、争闘Tを今年3月、
東雲倉庫に荷揚げされ内覧したとき、まず驚いたのは、(
web上の記事)格闘する男たちがたくさん描かれていたことだ。
異国のフランスで描かれたこの作品は、全国を回る。
(
残
念ながら北海道、宇都宮はすでに終わっている)
レオナール・フジタ展
◎巡
回スケジュール(予定)
本展は札幌をス
タートとして2009年6月まで全国5会場を巡回いたします。
北海道立近代美術館
2008年7月12日(土)〜9月4日(木)
宇都宮美術館
2008年9月14日(日)〜11月9日(日)
(宇都宮美術館 TEL:028-643-0100)
上野の森美術館
2008年11月15日(土)
〜2009年1月18日(日)
(上野の森美術館 TEL:03-3833-4191)
福岡市美術館
2009年2月22日(日)〜4月19日(日)
(福岡市美術館 TEL:092-714-6051)
せんだいメディアテーク
2009年4月26日(日)〜6月7日(日)
(河北新報社事業局 TEL:022-211-1332)