▼大庭さ
んが、本日、3月25日、本を出した。
『考える・まとめる・表現する―アメリカ式「主張の技術」』
この新刊の実用書は、ある意味で、
大庭コテイさち子の新たな肖像、自画像で
もあるのか。
ニューヨークを拠点に世界170カ国の子どもたちが集うサイト「キッズスペース-Kid`Space-」の主催
者として、その活動と実績の評判も高く、長年、非営利に運営してきたことへの信頼も大きい。かつて、「ポートレイト・イン・サイバースペース」という連載
記事(
→PDF)で、インタビューして以来の付き
合いで、
てっきり”大庭さち子=キッズ・スペースという構図”を疑わなかったが、この新刊はいい意味で、鮮やかにこの予想を
裏切った。
彼女にたびたびよせられる(日本人からの、)相談の多くが「言いたいことがうまく伝えられない。考えてること
が正当に評価されない。」ということ。
わたしは、この問いに対して、アメリカ式の「主張の技術」について話すように
しています。(中略)このスタイルを身につければ、アメリカ人に対してだけでなく、日本を含むあらゆる国の人に対しても、より説得力のある主張ができるよ
うになります。
これを著した。 ________________
1960年以降、アメリカの初等教育に導入された「主張と説得のテクニック」;「主張の技術」について考察、そして具体的には
”
エッセイトライアングル”とい形式、図、これに自分の思考を落とし込んで伝わる主張に、伝えられる主張とする方法を実践か
ら応用まで○、△、◇;図解や例題を多用して解説している。
本文に、「キッズスペース」の”キ”の字もないが、協賛を募り維持し発展させるという表舞台の裏側で、実は、彼
女自身が挑みつづけたテーマ、課題として「主張の技術」の獲得、型の鍛錬は切実だったのだろう。
悩むことはないのよ、ちゃんと「主張の技術」、いわば型のようなものがあるのだよ。アメリカの子供たちは小さい
ころからみっちりお稽古してるんだからさ!あなただってできるって
というところか。
あとがきでは、
執筆中(2008年9月あたりは)、まさに初の黒人大統領がアメリカに誕生するか?というタイミングで、大統領ディベートをみごとに
やりぬくバラク・オバマ(1961年生まれ)の姿が連日報道されるなかで、まさに、この教育、技術の申し子のようだと大感激しながら記している。
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昨年来した大庭さん、など、関連日記。
さて、では、レビューもしとこか。
さっそく”エッセイトライアングル”というスタイルをひきよせてみようか・・・。
うまくいくかな?
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