検索フォーム

命 の認識全体に公開
2010 年02月25日11:16
▼東京大学総合研究博物館（本郷キャンパス）にて、 ３月２８日まで（入場無料）。
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/

認知科学者三宅なほみさんのお年賀メールにあった企画展をやっと先週みてきた。
At 03:09 午前 2010/01/07 +0900, Naomi MIYAKE wrote:
> 命の認識、理恵子さんがあの部屋に入った時の最初のコメントを聞き
> たいです。でも、最初ことばが出るまで、時間がかかります、きっと。
なほ みさま
死するものたち、頭蓋骨がすべて大小さまざまな（やじるし）→形 にみえました。
先にむかって一斉に流れている。
これは、静寂したラッシュアワーだ。
適度な車間距離をとりつつ他者を決してよせつけない、
高速道路の車輌を上空からみてるようだと、感じました。

自分がこの静寂したラッシュアワーのどこかに確実に組み込まれていくはずです。
ただその余白が今はみえないだけです。

関連日記：メンタルスタッフさん
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1382591179&owner_id=177522

写真

命の認識
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/exhibition/2009inochi.html

苦悩の部屋へ、ようこそ
あなたを苦悩のどん底に陥れる空間を東大の博物館に創ってみたいと思っていた。「命の認識」は、博物館を快楽やサービス提供の場など と称した昨今の悪しき意思を根本から破壊して、そこに個人が命を認識するまでの根源的苦悩の場を広げることを、私が試みたものである。

総指揮・監督：遠藤秀紀
監督助手：藤原慎一、小薮大輔、森健人

2009年12月19日（土）〜2010年3月28日（日）
休館日：月曜日（ただし1/11、3/22は開館）、12/24、12/29〜1/3、1/12、1/16、1/17、2/12、 2/25、2/26、3/23
開館時間：10：00〜17：00（入館は16：30まで）
入館料：無料
　
東京大学総合研究博物館
ＭＡＰ　http://www.um.u-tokyo.ac.jp/information/map.html
総合研究博物館は、学内共同利用施設の一号機関として設置された総合研究資 料館の改組拡充により、1996年春に国内で最初の教育研究型ユニヴァーシティ・ ミュージアムとして誕生した。
本学には、明治10年の創学以来、総数にして600万点を超える各種学術標本が 蓄積されており、そのうち、当館に収蔵されている学術標本は、設置時当初の推 計240万点に、その後の収集・寄贈・寄託標本が加わり、現在では優に300万点を 超える数にまで達している。


コ メント

なさ　飛鳥井2010年02月25日 22:17
こ れ、良いですね。
行ってきま〜す。
nm2010年02月25日 23:19
行っ てらして下さいー。

理恵子さん、確かに一方向に向かって並んでますねー。そうか、理恵子さんも、私も、あの同じ方向に向かって流れ ているんですか、うーん。私はあれ を見ている内に、段々ホネがピョンピョン飛んでるみたいに見えて来て、「生きてる！」ってなっちゃったんですよね。年だけに「生きたい」気持ちが強いのか もしれません。

あの展示が気になったのは、展示を「監修」している遠藤さんという人（名刺をもらうと教授だったりしますけど） が、「学芸員が自分の考えに従って 展示したものの見方を自分の考えで解説してなんになる？展示したものをどう見るかは見に来てくれる人次第だろうが」的な啖呵を切るので、こりゃ学びの議論 と同じだわ、と思ったのがきっかけです。

いろんな人に勧めましたけど、見たとたんに「これは科学だ」なんて言ったのもいるし、「あのー、これこうやって ただ並べておいて、だれか一個持っ てっちゃったりしないんですか？」って聞いたものいるし(私に聞かれても困るけど）。とにかく本郷三丁目辺りを散歩される機会がありましたら、一度見てみ るとおもしろいと思います。（あ、明日は入試で入れません。）骨がお嫌いでなかったら。
中村理恵子2010年02月26日 07:52
＞ 行ってらして下さいー。

うわっ、なほみさんご本人登場ですか！目がハート
びっくりしたなーもう。

＞私はあれを見ている内に、段々ホネがピョンピョン飛んでるみたいに見えて来て、「生きてる！」ってなっちゃっ たんですよね。年だけに「生きたい」気持ちが強いのかもしれません。

そういえば、この企画を薦めていただいたけど、ご本人のコメントはきいていなかったかな。いろんな種類の動物の骨は、たしかにそれぞ れ、まるで生きてるリズムが形になったようでしたね。
愉快でした。
意外なことにブタがえらくスマートだったり、熊の頭蓋骨はとても繊細なカーブを描いてなかなかエロティックでしたもん。
なさ　飛鳥井2010年03月12日 12:17
見 てきました。
昔のことを思い出しちゃいました。
遠藤さんが知り合いに説明しているのを聴くことができました。
下記はつぶやいたこと。

------------------------------
命の認識。白骨は乾いている。

子供の頃の家の庭は広くて、土を掘るとよく骨が出てきた。

あるとき、猫が死んでいて、目から蛆虫がわいていて、すごくショックを受けた。

ホルマリン漬けの象の胎児、自分のホルマリン漬けを想像した。
中村理恵子2010年03月12日 12:25
＞ ホルマリン漬けの象の胎児、自分のホルマリン漬けを想像した。

なささん、おかえりなさい！って。わーい（嬉しい顔）
あれ、ホルマリン漬けなんですか？やっぱり。
わたしは、なにか樹脂とか特殊な凝固保存方法で密閉してあると思いました。

ところで、大きな冷凍庫も忘れず開けてみましたか？
最初なにこれ？
こんなところにと思いました。
ニューヨーク郊外の大型スーパーマーケットに生まれて初めていったときのこと思い出しました。
たくさんの、ターキーがしまわれていてね、買い求めて料理されるの待っている。標本と貯蔵が、わたしの中ではごっちゃでした。
正直に告白。

今日は、暖かいねーしかし。
なさ　飛鳥井2010年03月13日 11:06
中 村さん、ホルマリンらしいですよ。
遠藤さんが上のボルトでの留め方を、もう少し目立たないようにしたかったとおっしゃってました。

冷凍庫、説明資料を読むまで、最初は開けて良いものかと思いました。
僕も死体と言うより、貯蔵庫的な感じで、ちょっとがっかり。
それと解剖が終わってしまっていたのが残念でした。
中村理恵子ｍｉｘｉ日記一覧へ