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網野史学全体に公開
2006年06月11 日17:18
▼あおい菊さんの何気ない(じゃなくて、含蓄ある)レス、
「網野史学では女性は長らく養蚕と織物を担い、自分で稼いできたようですが、それに代わる日中の仕事がなくなってしまった。 」

これは、今、安斎日記で侃侃諤諤やられている「専業主婦」論前半へのコメントの中の一文。
近しい友人・知人が率直にそれぞれの経験を連ねていることには、マジで、深く感動&そのスピードに、今回はなかなか追いつけない。
(とはいっても、さすがに後半に入って少々近視眼的になってきたかな?)

ともあれ、わたしは、つい、‘網野史学‘と いう未知の分野に、猛烈に吸引されちゃった。

★画像は、「日本の歴史 00 「日本」とは何か 」(網野善彦/講談社)カラーページより

1)物売りは女性たちの仕事だった
『七十一番職人歌合』
(彼女たちが生産から流通まで関わる糸・綿・絹は、一種の貨幣として機能したらしいのね。)

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2)「日本海」は大きな「内海」だった
『環日本海諸国図』(↓日本が逆立ちしてるよ!富山出身の曽祖父の昔話を思い出している,,,,。)

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図書館隣接の大きな窓のある喫茶店からたまたま目撃した風景
男、柿色の帽子の子どもA、柿色の帽子の子どもB、女
足元、小さなウエストポーチ、、、、、、、、大きなデイバックに、買い物バック?(背後に老夫婦)

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網野史学にぞっこんはまりこんで、二日目。
日本の中世は、「異形の者」たちが満ちあふれた時代でもあったようだ。さまざまな職能人、今の世の中で解される悪党や非人、芸能人の 幅と意味をまったく塗り替えるような当時の彼らの存在と、価値。
今宵は、「異形」の中身と、今のわたしの解釈の解体に勤しむ。

近所の図書館の関連図書、めぼしいもの借りまくり↓帰還。
雨で閉じこめられたことがますます愉快。

1 中世的世界とは何だろうか(朝日選書 555)
2日本の歴史をよみなおす(ちくまプリマーブックス 50)

3 日本中世に何が起きたか−都市と宗教と「資本主義」
4 無縁・公界・楽−日本中世の自由と平和−増補(平凡社選書 58)
5 日本の歴史をよみなおす 続(ちくまプリマーブックス 96)
6 日本の歴史 00 「日本」とは何か

とりあえず。

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