▼▼昨日午後の唐突な大粒の雨、そして雷の激しさには驚いた。土用の梅を干す作業には絶好のお天
気つづきだったけど、地球全体、宇宙全体にとっては、少々バランスを欠いた状況だったのかもしれない。
誰か、蹴鞠の名足が、鞠を蹴ったのか?
蹴鞠って、単なるお庭遊びじゃないらしいよ。
中沢新一の著書『精霊の王』より
鞠は、天と地の媒介を表現することになる。
いつまでも雨が降らないのは、天と地の距離が離れすぎてしまって、宇宙のバランスが崩れてしまったからだと考えた人々は、鞠を空中に
蹴り上げる儀礼を行うことによって、天と地の間に媒介を挿入してバランスを取り戻そうとしたのだった。
人や物が地上に落下することなく、いつまでも空中に留まり続ける状態をつくりだす技芸は、古代の中国で「散楽」とか「雑技」と呼ばれ
た。
今日に残されている散楽のレパートリーを見ると、玉や鼓や刀を空中に投げ上げたり、高く張り渡された綱の上でバ
ランスをとり続けることによって、天と地の間につくりだされた特殊な空間の感覚を持続させようとする意図をはっきり認めることができる。
★マ
イミクの
にしのさんは、大学の
公開講座で、ジャグリング(お手玉をもっとすごくしたやつ?・笑)をやるら
しい。
しゃれてるなー。
(今日の画像は、屋外のコーヒーショップの天空に落ちるテニスボール。どうやって回収するんだろ?といつも思う。)