▼東京を離れて8日。デジカメに仕込んだ1Gのメモリーがそろそろ満タンになるくらいの日々。
メモリーいっぱいいっぱい頬張った貴重なこの記憶を揮発しないうちに記したい。
とりあえず、キーワードや、断片のメモをだけでも記しておこう。順次関連日記、公開予定。
訃報;東京を発つ寸前、大学を卒業してすぐお世話になった渋谷美術研究所の
岩坂義樹所長が亡くなった。
ちょうど荼毘にふされる時間に、こちらは九州にむかう機上。上空まばゆい雲の間に、岩坂先生を偲ぶ。
下関で旧友と再会。
ikegさんたちの作品に会うために
山口情報芸術センター(YCAM)
へ。
杖道(じょうどう)イベントその1;いまからおよ
そ400年前、夢想権之助(むそうごんのすけ)によって創始された武道。太宰府天満宮から数キロ奥まったところにある竈門(かまど)神社で行われる2年に
一度の大イベント
『流祖祭』へ。神前で、杖、空振り(あれ?,,,笑)。
その2;
宝満山へ。武蔵に敗れた権之助がこもった
大岩の懐にぽっかりあいた洞窟に参る。
ここが権之助にとって絶好の
参籠通夜の場となって”童子があらわれ「丸
木をもって水月を知れ。」”という
夢を得る。
早朝、宿を出て厳しい岩山にしがみつくように昇り降り、要所に湧き出る清水に励まされて当時の厳しい修業を追体
験(できたかな?笑)。午後4時なんとか無事に現世へ。
博多湾にたつ。
蒙古襲来;いまから700年前、文永11年(1274)と弘安4年
(1281)の二度にわたるモンゴル軍の襲来という大事件を機軸に、中世の日本世界に新たな目線を開いてくれた網野善彦の名著を旅のお供に。
【早朝の博多湾を歩く】
【現代の博多湾を海からみたら、まずは
yahooドームの背中が目に入るのか?】
【蒙古軍、迎え撃つ鎌倉武士たち多くの戦死
者たちの肉を食らって命を永らえたかもしれない、蟹さん、こんにちは。】
ケータイが鳴った。
大宰府の宿に残った阿部師範@日本杖道会から。
「中村さん、ここから送り返す宅急便にね住所はあるんだけど、名前がないのね。誰宛に送ればいいの?」
ああ。
「脳みそ飛んでました。なかむらりえこ宛で、よろしくお願いいたします。」
旅も、おわり。
今日、帰ります。
追
記:
大宰府天満宮で、梅ヶ枝餅(105円)食べる。
おみくじは、大吉。
九州国立博物館にも行く。