▼9月2日、
念願の!流
祖祭へ。
杖道(じょうどう)という形(かた)武道がある。
いまから400年前、慶長(1596年〜;家康が江戸幕府を開く)の頃、夢想権之助(むそうごんのすけ)が創始したと伝えられる。
直径24mm×長さ1.28mの白樫の杖を使う(ちょうど両手を広げた長さくらい、立てるとみぞおちのちょっと
上くらいかな)。
権之助は、あの宮本武蔵と立ち合って一旦は敗れたが、単なる敗者で終わらず人智を超えた修行と神の加護を受けて
再び武蔵に挑み勝利する。
この業(わざ)を会得しよう鍛えようとする人々が、隔年、太宰府天満宮神域、宝満山の麓にある竈門(かまど)神社で行われる『流祖夢
想権之助神社奉納演舞会』に馳せ参じる。
まずは、権之助のDNAを継承しようと十年、四段の
し
んと
転清(うたたきよし)の奉納演武を。
白砂の境内を素足で演武する彼らの静から動、緩急繰り出す技が、耳目を集める。彼らは、もうすぐ五段になる。
(注:画像は、形の流れとは必ずしも一致してない。)
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関連アルバム
★杖道に、速成栽培はない。どんなに技が上達しても全国剣道連盟杖道部会が定める段位を得るには、”[段位−
1]の時間を置いて審査”という決まりがある。
初段まで最速半年。
二段は、1年おいて審査。
三段は、2年おいて。
四段は、3年おいて。
五段は、4年おいて。
六段は、5年おいて。
七段は、6年おいて。
最高位の八段は、10年おいて。
順調にいけば、31年で八段位に達する。
(追記:2003年にはじめて2034年3月、喜寿のころ)
【参考にしたHP】
日本杖道会
http://homepage3.nifty.com/-samidare-/yurai1.html
杖使い
http://homepage.mac.com/musoryu/index2.html
つづく・・・・