▼島根の友だちから新鮮な海の幸が届く。
きっと境港にいい魚があがったのだ。
顔見知りの漁師から分けてもらった魚を自ら捌いて
速攻で送ってきたんだ。
ものすごくシャイな人で、
「わたしの生存証明だから,,,」といつも手紙もない。
たまには、電話でもしてみようかな。
ゑびすさんを祭る
美保神社の近所に住んでいるこの友だちを
大学を卒業した翌年、訪ねたことがある。
正月行事の真っ最中で、連日盛大に宴会がつづく。
信じられないくらい酒の強い連中相手に、
彼女もぜんぜん怯まない。
出雲の国の人々のはしゃぎかたは、なんだか違う。
ときどき、ゑびすさんが降りてきてんじゃないだろか?
騒々しい人の声に混じって、どこかで鳴り物がしゃんしゃん
鳴って舞い上がる。
かすれた野太い笛の音もするじゃん、ん?空耳か。
ずいぶん昔の話だけどまたぜひ訪ねてみたい、この神話のメッカをね。