▼久々外へ、原宿へ。
太田記念美術館でやってる
『浮世絵名作展』を観に。
地下鉄千代田線の明治神宮前駅で降りて出口至近の美術館に向かったんだけれども、
あああ、迂闊だった。
90分待ちだってさ。
前方二筋先の路地にも行列ができてる。
こちらは、ずいぶん年若い人々の行列。
聞いたんだよ、「なんの行列?」って。
そしたらさジャニーズ事務所直営店のキャラクター買うために並んでるんだってさ。
ああ、平日の、原宿。なんかものすごく脱力して、結局浮世絵は観ないで電車に乗る。
このままじゃまっつぐ帰れないや。
地元の図書館で検索したら、ずいぶんいいの持ってる。
数時間を浮世絵の大型豪華な図版三昧で過ごす。
ひとつの発見は、
歌麿のDNAの飛まつをクリムトの中に発見したこと。
蔦屋重三郎こと蔦重と喜多川
歌麿のベストペアが
1788
年につくった
「歌まくら」の中の一枚。そして、ご存知
ク
リムトの代表作
「接吻」、こちらは
1907
年の作品。どちらも発表当時はえらい騒ぎになったらしいけど、まるで同じだ。
ここに詰ってる空気も形もまるでいっしょでしょ。
東西のポルノグラフィ比較やエロスが人類の普遍的なテーマであるなんていう大雑把な話をするつもりはないんだ。
そんなことよりクリムトが、自分より100年先輩の歌麿を確実に見てると直感したこと、さらに100年後の今、クリムトの視線を追体
験してたら脳内にいっぱい歌麿があふれた。
うーん,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,画きたい。