▼近所に、シネコンがにょきにょき、ハリウッド系の新作をいち早くハシゴすることも可能だし、 ちょっと待てば、深夜までやってるTSUTAYAなども近所ににょきにょき。単館上映した名作や、見逃した劇場ものだって毎週水曜の女性デーや旧作は半額 だったりを利用すると、500円玉で数時間分の労作をゲットできる。

今、DVD最新コーナーは、ずらり！「宇宙戦争」（トム・クルーズ主演のね、スピルバーグのね）。棚2列分がすべ て空という状態。
待てないでジダンダ踏む消費者ガスぬき用に、旧作の「宇宙戦争」（ジョージ・パルが映画化した50年代SF映画の名作。）も並べ られてる。

ぼさっと空の棚見てたら、ぼた餅おちてきて、一本だけ還ってきた（笑）ものをそのままするっとカゴヘ。
ついでに横の棚見たら、箱見ただけでなんだかとってもいい香りが漂う「夏至」（ベトナムを舞台にした映画）借りることにした。

結論からいうと、最新の「宇宙,,,」のほうは、ダメだね。
「夏至」のほうは、いますぐにでもベトナムに飛んで、たっぷり描かれていた空気の質や、香りを鼻腔いっぱい、胸いっぱい吸いこみた い。と、強烈に五官を攪拌されるような作品。
命毛のすりへった；描く絵筆の穂先がすでに鈍ってるハリウッド系に比して、なんて素敵なのさ！

もちろん、ベトナム人監督や、最近の韓流を作り出した人たちが、ヨーロッパやアメリカで映像やシナリオをしっか り学んだ上に、自らの精神的風土に向き合う喜びや苦しさ、破壊と再構築の厳しいせめぎ合いを経てここに至ったのだと、想像しつつ。


なにより、こうした世界は、すでに豊かなに そこに何万年も在ったわけで。いまごろ気がつく自分のレンズの狭さと浅さにも焦るね、はっきりいって。
映像作品をこういうコントラストで借りれちゃう環境に感謝しつつ、ますます自分の日常をサボれない気持ち。,,,といいつつ、久々、 あっことこれからデート。
年末の楽しい企て打合せ。はー、ー、ー、もう師走かよ。
(★本日の画像は、特に本文とは関係なし）