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稽古納め全体に公開
2005年12月23 日17:40
 わたしの通う杖道(じょうどう)会、本年最後の稽古日。
新調した濃紺の道衣をおろす。
わおっ〜。
‘武州紺‘といわれる天然の藍染料で先染めされた生地は、
どくとくのいい香りがする。かつて野良着にも用いられた天
然の藍は、生地を長持ちさせるばかりでなく、殺菌作用や虫
除け効果もあるそうだ。

稽古中、はりきり過ぎて返突きしたとき、自分のおでこを杖
で打ち、タンコブできた。→痛い。
おろしたてのこの道衣は、藍色が体について手や首が真っ青
になる。せっかくだから効能を試してみようとその藍色の手
で額を撫でてみる。→効果あるかしら(笑)?

【今日からお世話になる濃紺の道衣】
写真
 道衣といっても、ピンキリ。最高級品は、人の手でひと針ひ
と針刺す総手刺しで、綿100%、正藍染(しょうあいぞめ;天
然の藍染料使用)で高価。わたしのは、もちろん機械織り。
しかし染めだけは、国産の正藍染めのものをさがした。
現在、‘武州紺‘は、埼玉県羽生市あたりに4つの紺屋(こ
うや)があってそこでで染められてる。合成染料製品や猛烈な中国製品が流れ込む中で、がんばってるらしい。


【昨日までお世話になった白の道衣】
写真
 わたしが杖道をはじめた頃、たまたま初心者向けビデオ素材
の中で、白の道衣の若い女性が、キレのいい制定形を見せる
シーンが冒頭にあった。
「おー!これだ」とばかりに、四国に住む高校生がヤフオクに出品した中古品を格安で落札。
「部活やめちゃったしー、もう使わないから格安でおゆずり
しまーす。」だって。
稽古の度に、何度も何度も洗濯して使ったので、真っ白で、
体に馴染んで気持ちよかった。

★新年の稽古始めは、1月11日(鏡開き)から。美味しいお汁粉と野沢菜が待っている(食い気優先かよ?!)。

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