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子バカにした話全体に公開
2008年04月02 日13:39
▼エイプリフールの次の日生まれの母、今年の祝いはてとも明確な希望があるらしい。

「上野精養軒の、お花見期間限定 “桜メニュー”2500円が食べたいっ!
昨日テレビでやってた。
サクラの花が散っちゃうと終わっちゃう、」

つまりは、連れて行けってことか。
あーーあーー。
やな予感。

行った。
すごい行列。
たくさんの、うちの母ちゃんみたいな年恰好の女たちが連れだって来てる。
「いったい何時間並ぶんですか?」
「1時間くらいだってよ。」

あああああああ、
朝、青汁っきゃ飲んでないのに。
死ぬ。

しかし、母ちゃんのまなざしはまっすぐ目的に向かって注がれてる、迷いはない。
でも、並び始めて10数分するとグリスで固めたヘアスタイルのウエイターがとび出してきた。

「本日分、売切れてしまいました。」

ええっ。
並んだ行列が、まるで生き物のように一瞬、消沈。
聞こえたか?母ちゃんたちよ。
みんなもぞもぞしてて次の動作に移れずしばらくそのまま・・・。

あたしは、同じ建物の中にある高そーなランク上のレストラン予約表に名前を記す。
子として、精一杯機転をきかせたつもりで。

ぐぐると、業態/至高のフランス料理。
エッフェル塔だのモンマルトル、ベルサイユなんてコースが並ぶ。
4800円から1万円くいらいの値段設定に堅実にサラリーマンの妻を貫く母ちゃん、おおいに抵抗する。
いいじゃないの誕生日なんだからさ。

写真


食べた。
うーん、、、腹ペコだったのに味はびっくりするぐらい凡庸だわ。
つまり、値段が至高ってだけのことね。

東京生まれの知り合いに話すと
「上野のお山っての、そういえばおのぼりさん相手なのかしらね・・・
どこか世知辛いわよね。」
せめて満開の桜並木はそりゃー見事でしたけどさ・・・・ってことで。


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