カテゴリー別アーカイブ: 消費社会とメディア

れめめワークショップ@早稲田2014

安斎利洋の可能人類学講座「れめめウィキ」ワークショップ

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帰ってきた安斎さん


早稲田大学 文化構想学部・表象・メディア論系「消費社会とメディア1」/中村理恵子

ゲストによる特別講義

◎流れ

2015年1月13日(火曜) はじめに、説明と肩慣らし
2015年1月20日(火曜) 本格的に”れめめ” 記録映像
2015年1月27日(火曜)    コンペ 総評 明日のアートを考える

 


2015年1月13日(火曜)

世界のすべて_

簡単な説明につづいて、おもむろに、ただの箱にしかみえないものをメンバーに差し出す。 「これは、バベルの広辞苑 ありとあらゆる民族のありとあらゆる語彙がすべて入ってます。あったかもしれない、あるかもしれない潜在的人類のすべての語彙をあらかじめ含む百科事典「れめめウィキ」の一部になりませんか。」

http://cambrian.jp/rememe/wiki

各グループごとに何枚かの紙片を取り出して並べてみる。 声に出してみる。耳慣れない言葉。 安斎さん、質問をたたみかける。

どんなもの?生きもの?食べ物? どんな大きさ? 色は? においは?

れめめ2  れめめ1

数分間、各グループごとにこの先をつづける。 この謎ででたらめな文字列が、なにものであるのか?を発表する。

発表2 発表1

 

をっ!いきなり立ち上がって振り付き”れめめ”発表が始まる!

振り付き2振り付き3振り付き4振り付き5収束

・・・収束。 こんな「れめめ踊り」、初めてみるねw。

「ざてゃぜは」は年に一度の祭礼で行われる踊りです。文字を並べてみたら私たち日本人には馴染みのない発音になりましたので南米発祥になりました。本来は大きな葉っぱを持って腕を上下させるのですが葉っぱが無かったのでやむを得ず動きのイメージだけ再現しました。

2015年1月20日(火曜)

 

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「れめめウィキ」ワークショップ2週目は、パソコンルームに移動して本格的に”れめめ”しまた。

2015年1月27日(火曜)

コンペ! 16の、れめめをそれぞれのチームや個が、プレゼン。

詳細は、こちらへ!【れめめウィキ@早稲田2014】

一人6万円(いいね×3、キモいね×3)の投資する権利を持ってると想定して、投票に臨みました。ただし、自分のつくったれめめへの投票がご法度。ツライところだ。

投票結果の白板↓

コンペ結果@白板

コンペ2  コンペ1

タマビアハ ヒイゴ・ヘポヌソス ケイヒユノ ヨンロ はせばむよがぎゆ ナオマブッソ ミンパエ チームぜつかゆ  お疲れさま~。

コラボレーションを体感する「ひとりとひとひとカンブリアン・ゲーム」

2014年9月30日@早稲田

ひとりカンブリアン、一人称のカンブリアン

 A4の紙にひとりで向き合います。黙々とやってください。よそ見しない。およそ切手大の大きさに、「W」をまずかきます。そこからイメージを膨らませて、→でつぎつぎに思い浮かぶことを、かきこんでいきます。飽きたら終わり。紙が足りなくなったひとは、もう一枚どうぞ。(約20分くらい)
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宴会!アナログカンブリアン(8グループ、32名による)

 1グループ4~5人ではじめます。わいわい賑やかに。あたかも宴会のごとく。ただしアルコール抜きですw。手のひらにすっぽり収まる紙に、描きかたペンでイメージを連ねていきます。(約30分)

手もとデータ1 手もとデータ3 手もと2

宴会カンブリアン1

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アナログ1

ひとりのとき、他人(ひと)と囲んだとき、どんな違いと感じましたか?・・・コメント収集中。
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10月7日~11月18日
アナログからディジタルへ 自分の目線、意識、観念をずらす 新たな創造、鑑賞の仕組み;描き描かれ、観る見られ

1) 「21世紀のメディア論」第10回、視聴

2)これ何に見える遊び

3)カンブリアンゲーム@早稲田2014 メンバーページへ

 

4)カンブリアン詩学 渾身の投稿、あっぱれな流れ報告、講評会(コメント欄参照)→新たな詩学用ブラウザ開発!近日公開予定!

早稲田カンブリアン2014種画面

4)10月14日(火)、21日(火)の5限の時間帯でコンピュータールームへ!
教室は36-482です。

 

「私のかたち・時間を造形する」ワークショップ

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【時間造形ミュージアム 24の形全景】

ス ケジュール帳や日記帳、ごく普通の機能的な文具から出発してみます。それらは、自分の時間を写し取る像であるように思えます。しかし、あらかじめ引かれた 罫線からのはみ出しや、紙の破れや、こすれた筆跡から、写像ではないわたしそのものが現れます。日日をアートする、自分の時間を持ち歩く、そこから「わた しの時間」を造形する方法をみつけるワークショップです。

はじめに

わたしは、スケジュールに異常な興味をもっています。手のひらサイズ、一ヶ月ブロック式 のスケジュール帖が日々の情報でみるみる溢れて、部屋の隅で作品制作のためにストックしてあった100号キャンバスに浸潤。2年をまたずにそれらが部屋を 占 領して、近所の小学校校庭へ流れ出して行きました。スケジュール狂い【詳細】 

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2013年、早稲田大学  文化構想学部 講義 「消費社会とメディア1」において、

そんな異常かもしれない興味や体験をワークショップとしてデザインし、受講メンバーのみなさんと実践してみました。

ここに、その制作過程と作品のすべてを公開します。

 


■ ワークショップの流れ 

10月8日 導入と説明 みんなの手帳みせて いろんな人の手帳の中身

10月8日、15日 制作その1. 肩慣らし

10月22日 なかむらのスケジュール狂について 中間発表:肩慣らし作品について作者1分トーク!

10月29日 制作その2.本気!わたしの形、時間へのダイブ

11月5日 WEBミュージアム構築 『わたしのかたち・時間を造形する 24の形』

なお、この講義の中で、「感覚的/わたしの時間297×210(A4)」/古山未来子さん(早稲田卒/東京大学大学院情報学環教育部)発案のワークショップを導入に使いました。古山さん、ゲリラ講師としてかけつけてくださいました。感謝!


10月8日 導入と説明

この季節、次の年のスケジュール帳が店先に並ぶ。何気なく選び、持ち歩くスケジュール帳。単に、1日の情報をつめこむのではない。そこには、自分の1日の形があらわれる、造形される。

みんなの手帳もみせてー@早稲田2013年10月8日

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いろんな人の手帳の中身(18人の手帳に書いてあることを大公開!)雑誌 『東京グラフィティ』2009年5月#056より

実は、なかむらの手帳も取材されております。どれでしょ?!

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10月8日、15日 肩ならし制作(別ページを開く)

 


10月22日、本気で制作

わたしのスケジュール狂時代@2001年~

 みんな1か月ブロック型が多いね。わたしも好きです。世の中には、日記作家(diarist)というジャンルがあるらしい・・・しかし、わたしは、かつてスケジュール(帳)作家?!まっしぐらだったことがある。その狂気じみた成果を以下に。これってどうよ?

手のひらサイズのスケジュール帳がみるみる情報で溢れかえる

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なかむらの、スケジュール帳 ある占いをきっかけに、ある日からの私には特別なことが起こるらしいと盲信した。

なかむらの、スケジュール帳(全図) http://www.renga.com/rieko/note_web/index.htm

↓100号の油絵制作用キャンバスに拡張

いよいよはみ出したわたしの時間は、部屋の片隅で眠っていた油彩制作用の100号キャンバスへと浸潤する! http://rieko.jp/100Fcanvas/index.htm
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↓100号キャンバスたちが校庭に流れ出す

俯瞰してみたくなった。 さて、鳥の眼でみたわたしの2年間は、どんだけ充実した形をみせるのか?

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あららら?!意外なことに・・・キャンバス全図へ http://rieko.jp/100Fcanvas/index.htm●事の顛末【 コラム 】校庭一面スケジュール帳 時間を携帯するということ、参照(2007年共著『コミュナルなケータイ―― モバイルメディア社会を編みかえる ―― 』より)
改題:わたしの時間を持ち歩くということ、そこには自分があらわれる http://rieko.jp/archive/100Fcolumn_low.pdf

日日の、ディーテールをみてみよう

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↓100号キャンバスをスマホで持ち運ぶために;webカメラ写像

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11スマホで持ち歩く100号キャンバス


中間発表:お待たせしました!各人、今回の肩ならし「”わたしの時”造形」作品、各人発表「1分トーク」

(クリックすると4000×3000pixel程度の高解像度で見られます。すでに公開された個々の作品へ

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●古山さん総評、感想、

1、デザインセンスに優れていらっしゃると思います。  皆様の作品、とてもグラフィカルだと感じました。 パッと見て、どういう時間の過ごし方をしたのかを 色使いや文字の大きさのバランスなどで、 すぐに分かることができました。 他の人に伝えようという気持ちを大切にしていらっしゃるのだと思います。

2、「自分」というフィルターを認識し、表現してみましょう。  では、次の授業では、「そもそも、私はどのように世界を認識しているのか?」ということに、意識をフォーカスさせてみましょう。 世界を認識するとき、そのフィルターは、それぞれ異なると思います。 視覚優勢な人、聴覚優勢な人、皮膚感覚で世界を知る人… また、同じ視覚優勢でも、一つの映像が頭にこびりついて離れない人もいるし、パラパラ漫画の用に画像の連続だととらえている人もいると思います。自分がどの様に世界を認識しているか、感じてください。 そして、それを一枚の紙で表現してみてください。


 10月29日 本番:私のかたち・時間を造形する@早稲田2013

本気が萌した制作風景

さらに自分の内側へダイブ、抽象性も孕んだ、私時間の造形へむかいます。

肩ならし制作と比べて、自分ずらしや、平凡なA4白紙にさまざまな質感、形の素材が拮抗し始める。自分の形芽生えなのか?綻びなのか?異次元への浸潤なのか?

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ミュージアム

『私のかたち・時間を造形する 24の形』


作品一覧

2012年12月29日の具利珍(グ イジン)
2013年8月25日の横山みのり
2013年9月25日の橋本勇人 -時間は、心を造形する。-
10月9日の渡邉美琴
2013年10月11日のジャンミ

2013年10月12日の大矢文友
2013年10月12日の佐藤優梨香
2013年10月12日の小島ひな

2013年10月13日の橋本若奈
2013年10月13日の澤田萌里-時の石としての私の10/13-

10月14日の早坂萌奈 -思線-
2013年10月14日の劇的一日 井浦大二朗
2013年10月14日の本多加世子
10月14日の渡邉梨夏子

10月28日の高橋弘之
10月15日の朴珠恩(パクジュウン)

10月24日の山田真衣(制作途中です・・・)
2013年10月24日の泉名真帆
10月26日(土)のM.H

2013年8月25日 平野香奈実
2013年9月19日の牧野千絵
2013年10月10日中村優希

2013年10月28日の平間優理子
2013年10月28日の北本あゆみ -消費される一日。-

 


2012年12月29日の具利珍(グ イジン)

IMAG0042 IMAG0043 作品解題

何を作ったか? これは「私の口のテンションのマップ」です。友達と二人で朝から晩まで一緒に京都のいろんな所を回ったんですが、いくらベストフレンドとはいえ、一日中同じテンションで会話することはないし、会話の頻度や内容なども時間によって変わるので、それを表現したかったです。なぜ私が「口」に注目したか、その理由は旅行には「口」が一番大事だと思ったからです。まず言葉を話す口、そして特定な場所に入る為には必ず入「口」を通らなきゃ行けないから実際の口を建物の入り口みたいに作ったらおもしろそうだな!と思ったからです。ちょっと分かりづらいかもしれませんが、それぞれの口は微妙にサイズが違います。明らかに違うのはほとんど無口だったことを表しています。また、大きい口でも歯の数が少しずつ違います。サイズの違いが微妙な所は歯を見ていただければ理解しやすいと思います。最初は一本道に口を並べて表現しようとしてたんですが、それだとつまらないと思って、くるっとさせて円の形にして時間そのものを表現してみました。時計はほとんど丸い形をしていて、「時間」はずっと回りながら繰り返されるから、「時間=丸」だというイメージが強く、円にしたほうが伝わりやすいかなと思ったからです。

この制作で感じたこと。 最初に時間を表現してくださいって言われたときは私がふだん書いているスケジュールの拡張みたいなものだろうと思って、時間=スケジュールで、その日その時間の出来事だけを見ていました。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA だから最初の作品(へのリンク or サムネール:オリジナルサイズに拡大します)もその日行った所をただそのまま書いて、マップみたいにしただけの作品だったんですが、古山さんと先生の話を聞いて、出来事じゃなくて普段私が見ていない時間の中の自分はもっと様々な形をしているはずだと考え直しました。

私が一人でここに留学に来てからはきちんと毎日を過ごすよう前日の夜中に次の日のスケジュールを結構細かい所まで書いて張っておく習慣ができたので、その日に考えた事とか気持ちはほとんどその場で捨てたり、Twitterでつぶやいて流してました。 しかし、この制作を通じてこれからは業務も大事だが思い出した事、感じた事もちゃんと残しておかなくちゃと思いました。


2013年9月25日の橋本勇人 時間は、心を造形する。

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作品解題

“時間の造形”を課題に進めていく内に、「時間は、心を造形する」という答えを導きました。 まず前置きとして、前回私は心電図を模して心に何か伝わってきた値を表す、『心伝図』という作品を作りました。時間の流れる体感速度はその時々によって違う。という思いが自分の中にもあったし、数人でディスカッションした時にも話題になりました。その体感速度の違いをどうにか表せないかという事で、心電図をモチーフに24時間を横軸に、時間の濃さであったり、印象の深さを心電図の山の大きさで表してみました。体感速度は、濃い時間をすごしたり印象深いモノに出会った時に早くなっていくと感じたからです。

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(前作へのリンク or サムネール:オリジナルサイズに拡大します)

そして今回は人の心臓をデッサン(もどきでしょうか笑)しました。前回とは全く違う表現をしてみましたが、自分の中に湧き上がってくるイメージはやはり“心”でした。 時間が濃いと感じたり印象深い時間というのは結局、楽しかったり、感動したり、怒ったり、悲しんだりと、良い意味でも悪い意味でも他の瞬間よりドキドキしてるんじゃないかという考えに至りました。また、記憶に残る、印象深い瞬間の心の動きは一度として同じ動きはしないのではという考えから、脳だけではなく心にも記憶は残るはずだと思い、心臓のデッサンを描き、心の蓋を開けてみると自分が9月25日に一番印象の残った出来事の写真と、「心にも、記憶は残ると思う。」というコピーをつけてみました。 時間を造形してみたら、時間が心を造形していくんだなという、一見当たり前だけど気付けないことに気付けました。時間を大切に心を育んでいこうと思います。

余談:確かどこかで、「心にも記憶は残る」というような文章を本か何かで読んだ事があります。「このドキドキは間違いない、恋だ!!」なんていう人が恋に落ちた時のセリフもこの事が関係してるのかなと思いますが、僕の作品はわかりやすく言うとこんな事を表現してみました。


10月9日の渡邉美琴

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作品解題

真ん中の線を体感的な長さを基にした時間軸とし、1日の気持ちの変化を表しました。 ピンクはポジティブな気持ち、水色はネガティブな気持ちを表しており、具体的に思っていたことを文字で表しました。 また、その時の気持ちを記号として黄色と緑のペンで表しました。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA何があって自分がそう思ったのかも表したかったので、前回の作品を切って真ん中に貼り付けました。

私は今まで、スケジュール帳に書ききれない程濃い1日があった時は書くことを選別して無理矢理に四角いスペースに収めるようにしていましたが、この授業を通して、そのスペースを飛び出して書いてもいいんだな、と思いました。

 


10月15日の朴珠恩(パクジュウン)

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作品解題

この作品は 10月15日に電車の中で、また歩きながら音楽を聴いていた時の自分の気分や感情を表したものです。まず、A4用紙全体にアクリル絵具を使って自分が塗りたい色を勝手に塗ることによって自由と自分だけの空間を表現しました。そしてA4用紙の右下に小さくバレリーナを描いて、それを切り抜いて真ん中に貼ることを通して、自分がその時、その瞬間(例えば電車の中)から脱出することを表しました。音楽を聴いていたその瞬間は現実から抜け出して自分だけの空間に入り込んだということを表現したかったのです。二回目の作品を通して、「時間の感じ方」の不均等さを感じました。 最初の時間造形作品や今までの自分のスケジュール帳の「時間」は何となく均等なものでした。もしその時の自分にとって、ある時は時間を長く感じたり、ある時は短く感じたりしたとしても、それをあまり意識していませんでした。今回の製作過程は、自分にとって「時間」がどう感じられているのか、自分にとって重要な「時間」はいつなのかをもう一度考えさせてくれました。

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肩慣らし作品(オリジナルサイズへ)  

 


2013年10月13日の橋本若奈

DSC_0617 DSC_0612 作品解題

・私は、一日の中で出会った言葉たちを、流れていく時間(時計)と共に描きました。 私にとって「言葉」は、大切なものです。しかしそれらは、時間と共に消えてしまうことがほとんどだと思います。 私は音楽活動をしていることもあり、歌詞を書きます。歌詞の中の言葉は、私の日常から見つけていき、メモをして常に持ち歩いています。 大切な言葉が捨てられていくのは勿体ないことです。 私のある一日から、皆さんに言葉の重要性に気づいてほしいと訴えた作品です。 あえて、汚して、あえて、踏ませ、「1日で出た、ゴミとなってしまう言葉」を表現しました。

・私の生活には「言葉」が欠かせないということに気がつきました。常に言葉と向き合っていると感じました。 朝、日常の中で思い付いた言葉を夜に思い返してみたら、矛盾した言葉が出てきたり、もっと不思議な表現ができたりします。それは一日という時間を生きて得た証でもあるのです。 この作品のなかにもその例が表現されています。

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汚しをかける前段階作品

 


10月24日の山田真衣

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作品解題

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前回の制作をふまえ、今回はあえて何もなかった日をわたしならどう表現するかをやってみました。日にちは10/24、バイトしか無かった日です。 その日を振り返って、時間の流れによって変化した頭の中の稼働エネルギーのようなものを形にしてみました。(制作途中です)

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肩慣らし作品(オリジナルサイズへ)

 


10月26日(土)のM.H

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作品解題

ある大学の学祭で見たり、感じたことを表しました。ピンクと水色の折り紙で作ったものはその時の感情。ヒゲは不思議な生物。ハートは欲しかったもの。キラキラな建物?は見てはいけないものを見たことを表しています。

既成のスケジュール帳では書き表せないことを書きとめられ、その日が充実していた気持ちがします。

 


2013年10月11日のジャンミ 20131029_180539

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作品解題

私は計画を立てるのが好きです。旅行に行くときには旅行中の計画を細かく細かく立てるのが大好きです。普段からも眠る前に、明日は何時に起きて何時に何をするか、ふと考えてから寝たりします。しかし、その計画は目を覚ました瞬間から少しずつずれてしまい、結局ごちゃごちゃになります。それで、今日はこれができなかった、とか、授業中に集中できなく居眠りしてしまった、など、その一日を台無しにしてしまったような気がして、後悔することが多いです。しかし、よく考えてみると、一つのできことで、ある日は沢山笑い、幸せな日になることもあれば、ある日は沢山泣き、悲しい日になることもあるんだと思いました。守れなかった計画やそれに対する後悔はその日で記憶からなくなってしまうけれど、あるできことに対する感情や記憶は、どんなに時間が経っても永遠に大切な思い出として心に残ると思いました。

今回、私の時間造形制作のもとになった日は、2013年10月11日のことです。この日は、朝何時まで寝て、家でリラックスしてから、授業時間に合わせて学校に行って、その後友達とのパーティー、という、大きく4つに分けられる計画がありました。(茶色-睡眠時間、緑-リラックスや出かける準備などの時間、青ー勉強、ピンクーパーティーの時間)しかし、朝は寝坊し、授業中には居眠りしたり何かパーティーのことで浮き浮きしたりして、授業中に集中できませんでした。寝る時間に寝て、勉強する時間にはちゃんと勉強して、遊ぶ時間には沢山楽しむ、という私の計画は結局ごちゃごちゃになってしまいました。その時は、時間計画をちゃんと守らなかったことに対して悔しく感じたり後悔したりしたと思いますが、今になって思い出してみると、6人の友だちと一緒に料理して美味しいもの食べながら、沢山笑ってものすごく楽しい時間を過ごした、幸せな思い出のある日でしか記憶していませんでした。
ただ、私は4色で分けられた時間区切りのなか、ピンク色になっている時間だけ思い出として残ったのか、と深く考えてみると、それはないと思いました。もし、十分に睡眠がとれなく、ゆっくりリラックスすることができなくて、最高のテンションになれなかったら、もしくは、学校という社会で友だちという大切な存在に気づくことができなかったら、この思い出は永遠に作ることができなかったと思いました。その意味をこもって、一番奥に茶色、緑、青、ピンク、この4色をうまく組み合わせて、お花を描いてみました。

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10月14日の早坂萌奈 -思線-

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作品解題

がっつり立体になってしまいました。 作品説明は、まっすぐな矢印にまきつくぐるぐるの紙。 あの日、私はひたすらいろんな場所をぐるぐるしてました。いろんな場所をめぐり、いろんな人や風景を見ました。 でも、そんな中でも私は常にひとつのものに集中し、ひとつのものばかりを見ていた気がします。制作途中の映像の作品をうつした自分のノートパソコンのデスクトップ。移動の時間開いてないときも、考えているのはその風景ばかりでした。

いろんな場所に足を運ばせぐるぐる、ひとつのことを考えるのに思考をめぐらせぐるぐる、それでも思い出すのはあのデスクトップというひとつのものと、かっこいい作品が作りたいと思っていたひとつの思い。 こんな一日を思い出したら、こんなような作品になりました。

靴があるバージョンとないバージョンがあります。もしかしたらこれは反則技?と思ったので一応ないバージョンも作成したというわけです。

根っこに靴があって、その足でぐるぐるとして、でもまっすぐなものがあるというか。 言葉で説明するのが難しいです。だから作品なのですね。ここまでくるともしかしたらわかってもらえてるかもしれませんが、タイトルの思線、は「視線」と「思考」が入り交じったものです。

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肩慣らし作品(オリジナルサイズへ)

 


2013年10月14日の井浦大二朗 劇的一日

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作品解題

・何を作ったのか?(作品の解題)説明してください。詳しく説明してください。 気持ちや、事がらだけでなくて、作った形が具体的に何を表わしているのか? この「劇的一日」は、何気ない日常のさまざまな出来事を一枚の「出来事カード」にして分解し、それを再構築して特定の一日を漫画のように面白おかしく表現するというパズル状のものです。下の台紙に書かれている数字に従ってカードを時計回りに配置することで一日の流れを読むことができます。カードには吹き出しがあるので、出来事の詳細を説明したり面白くしたりします。カードを配置し終えたら、中央の空間にその日の日付とタイトルを入れて完成です。また、カードをテープで貼ったりはがしたりできるように台紙を透明テープで加工してあるので、何度でも遊ぶことができます。 「劇的一日」をつくることには、その一日が始まる前の手帳的用法と、一日が終わった後の日記的用法があります。前者の場合では、「出来事カード」にない突然の出来事が起きるかもしれないので、その場合には該当する場所に「サプライズカード」を配置します。そして、白い「拡張カード」で新しいカードをつくりストックを増やしていきます。また、何があったか思い出せない場合には、「不明カード」を配置します。 この「劇的一日」の目的は2つあります。一つは、何気ない日常を出来事ごとに分解して振り返ることによって、日常もパズルのように同じ組み合わせばかりではない、一日一日がひとつしかないかけがえのないものであることを再認識することです。もう一つは、これをきっかけに一日を楽しく過ごそうと思えるようになることです。

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最初の時間造形作品と比べて、既成のスケジュール帳の中の時間と比べて。

これまで今日をぼんやりと生きていたので昨日や一昨日を振り返ることもなかったのですが、出来事を細かく振り返ることによって意外と色々なことをしていたということがわかりました。スケジュール帳には大まかな予定などしか書きませんが、昼食に何を食べただとかその他のどうでもいい出来事にも注目することも、一日を振り返るという上で大切なことなのかもしれません。また、どの出来事をカードにして配置したかを見ると、自分が何を重要視しているのかがわかるような気がしました。 特に課題提出の瞬間が一つのカードになっているところが・・・


2013年10月12日の小島ひな

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作品解題

・何を作ったのか? 川越に観光に行ったときのことを描きました。 最初はその日に行ったところの羅列、次は少し抽象的にたくさん歩いたこと、おなかがいっぱいだったことを示すように描きました。しかし、改めて考えてみると、その日は川越を観光しながらがま口の構想を練っていた日だったことを思い出して最後はがま口を作って終わることにしました。

・この制作を経験して、自分の時間のイメージが変わりましたか? 普段何か作ろうと思ったとき、それがいつ思いつくのか、どうして思いつくのかあまり意識していませんでした。がま口を作ったとき、川越のことを思い出して、懐かしい気持ちになりました。私が作るものは、自分が経験した日々の中で生まれてくるということを実感しました。

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肩慣らし作品(オリジナルサイズへ)

photo(1)その前日の作品、講義時間の肩慣らし作品、そして本気の時間造形作品

 


2013年9月19日の牧野千絵

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作品解題

月見をしながら、深夜お散歩をしたことが1日の中心であったので、その夜の写真をコラージュし月を中心とした1日を表現しました。鉛筆の線を黒のバックの上に書くことで光の加減を使い溶け込ませたことと、月を取り囲む線と物事がぐるぐるとつながっていることが月と闇夜に吸い込まれるような1日を表現しています。

私にとって時間は均質で、その時間軸に自分が合わせて生きていると思っていました。しかし、この制作を通して私が時間をどう過ごすか、どう感じるかどうかということが時間を定義付けるのだと感じました。便宜的な理由を除いた時、私たちが当たり前に従っている時間に疑問を持つことができ、人生や生き方にも全く新しい見方ができるのではないかと考えさせられました。

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2013年10月24日の泉名真帆

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作品解題

この日1日、普段ならば取りこぼしてしまうような頭の中での些細な呟きや思いつき、感じたことをなるべく沢山掬い取って残してみようと思い、まずは携帯のメモに記録してみました。 集まった言葉を紙にうつしてみると、全ての言葉に色や濃淡があるように感じたので、それぞれの思いに色をつけてみました。はっきりとした思いは濃いボールペンで記し、不確定なものや普段あまり表に出さない思いは薄くシャーペンを使って記してあります。

全ての言葉は糸で繋げてあるのですが、これは一見全く関連性のないように見える頭の中でバラバラに散っているひとつひとつの思いも、どこかでは繋がっていて、全てが私という人間の思考であるということを表したくて使ってみました。 単純に真っ直ぐな繋がり方ではないことを、途中糸をぐちゃぐちゃに絡ませることで表現しています。 糸というツールを使ったのはもう一つ理由があって、縫い合わせて繋げることでひとつひとつの言葉が自由に動かせるという点です。絶えず頭の中に流れる思いをせっかく記録したので、くっついたり離れたり、流動性を出してみようと思いました。

背景ですがとにかく混沌とした感じを出したくて、紙を筆ペンで塗りたくった後にわざと丸めて皺をつけ、質感でも表現してみました。

制作を経験して 最初の時間造形作品は全然うまくいかなくて、自分が結局既存のスケジュール帳の中の時間に縛られていたことに気付かされました。 2回目の制作でようやく、自分の時間イメージについての意識が変わって来たことを感じました。 普段使っている小さなスケジュール帳の枠にはあらゆる意味で到底収まらないような時間を、自分は生きているんだなということを強く思いました。 同時に、この作品を作ったことで自分自身を見つめ直すきっかけにもなったと思います。形にしてみて、初めて気付くことが沢山ありました。

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2013年10月10日 中村優希

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・私はよさこいサークルに所属しているのですが、これは10月10日に池袋で行われたよさこい祭に参加した時のことを描きました。今年度の演舞のテーマが「胡蝶の夢」なので、人間と蝶の狭間を彷徨った感じを表現しました。 真ん中の赤と青の塊に線が伸びてるのは、人間の心臓と血管(静脈、動脈)を表していて、その他にも人間の顔のパーツを適当な場所に散らばらせました。 左上の茶色いのは髪の毛です。 緑とピンクが対象に描かれているのは蝶の羽です。 またサークル名が「東京花火」なので花火を、よさこいは曲も重要なので楽譜を描きました。 さらに、当日踊っている時にお客さんの多さや 表情や、綺麗な夕日がすごく印象的だったので黄色のポストイットで立体的に作ってみました。

・この制作を経験して、時間(の長さ)は平等にひとりひとりに与えられているけど、その中身をどのように過ごすかは人によって大きく異なるし、 密度の濃さはその日によって変化することを改めて感じました。 普段のスケジュール帳はただ大まかな日程が書かれているだけだし、最初の時間造形作品はただ写真を切り貼りしただけでしたが、自分で絵などを描いてみることによって、より残したいことを記録できたと思います。

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2013年10月28日の平間優理子

photo(1) photo(3) photo(2) 作品解題

心に移りゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつけてみた。あえて文字で書き出すという形で表現したのは私の頭の中でimageになる前に消えてしまうほどあっという間の感情の移り変わりだから。 バイトの時間は自分という存在や感情を捨てて無の状態にしているので真っ白。50分の休憩時間はあっという間。 しかし心を無にしきれていないせいか、バイト終わりにはイライラ・もやもやした感情が湧き出てきてしまう。それを紙屑を使って表現してみました。

実際に動作として何をする、という枠組みから離れて自分の1日の動きというものを見つめるというのはとても新鮮でした。またどうしても他者から見た受け取られ方を意識してしまう癖があることに気付いたので、良い意味でより内省的になれればと思いました。

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2013年10月12日の大矢文友

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作品解題

・何を作ったのか?作った形が具体的に何を表しているか? 10月12日の私の一日の記憶(=〇)を紙の空間に閉じ込めた、というつもりで作りました。この日一日で印象に残っていたことが、サークルの友達との制作オール、友達に深夜に行った心霊スポットめぐり、昼間に行ったベルばら展の三つだったので、真ん中にある大きな〇で表しました。この三つは鮮明に思い出せるので、それを表現したくてこの三つの〇だけ立体になっています。周りに散らした〇は、朝ご飯を食べたとか、電車に乗ったとか記憶にぼんやりとしか残っていないことを表しています。なお、頭に思い浮かぶ事柄は時系列に思い出せるわけではなく、いろいろと前後してパッとでてくるので、明確にどの〇がどの出来事に対応しているというわけではありません。

・この制作を経験して、自分の時間イメージが、変わりました。 最初の作品では、ことこまやかにこの日のことを書いていましたが、やっていくうちに一番大事にしたいことは上の質問の答えで書いた三つなのだと気が付きました。最初の作品は時間内に終わらなかったので失敗でしたが、これのおかげで改良した作品を作ることができました。最初の作品も改訂版を作るうえで必要な過程だったのかなと思います。 平面であるスケジュール帳に対し、今回立体にしたことで、頭の記憶をそのまま取り出せた感じがしました。いきいきした時間がよみがえるような気がします。

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2013年8月25日 平野香奈実

photo 作品解題

・わたしの日常のなかでいちばん大切な時間てなんだろう。ひとりでゆっくりする時間も、みんなでワイワイ騒ぐ時間も、すべて大切で大好きですが気のおけない友人とふたりで話す時間はなによりも大切な時間だと思い、この作品を作りました。内容はいろいろ。昔のことやこれからのこと、グチもあります。頭のなかでなんとなくモヤモヤしていたものを吐き出して消化して元気になって。わたしの毎日はこうして循環しているのだと感じています。吐き出たモヤモヤが下に流れずに上に登っているところがこの作品のポイントかなと思います。

・いままではずいぶんと日々を垂れ流しにしていたなぁと実感しました。 手帳には予定やら課題やらを書き込むだけでその日一日いちばん重要だった感情とかは無視していました。 その日の色、雰囲気を、「たのしい、うれしい、さみしい」などといった言葉では表しきれない時間を、表象することで日々日常が自分が思っているよりもはるかに豊かだということに気づかされました。

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2013年10月13日の澤田萌里-時の石としての私の10/13-

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作品解題

その1日を距離をおいて見つめ直してみたら、過去のことだからでしょうか、輪郭のある一つのものとして形をとろうとし始めていました。その日の私は、ものすごく疲れていました。鉛のように、疲れてたんです。週の始まりから次の週、その翌週と、授業とバイトで大変忙しく、朝から夜まで埋まる日もしばしば。解放的な時間を感じられる暇/隙がなくて、ストレスを引きずりそれこそ鉛のような気持ちで日々を暮らしていました。 そんな私のある1日は、手にとるとずっしり重い石。 そこにその日あった事象がはめ込まれています。

石という一つのものとして閉じかかっていた私の1日。 ですが同時に日々の連続性の中にあるということも強く感じられていたようで、石の外側にも形が現れました。 卵の黒い部分はその日の、上部の見切れた卵形は前日の分の、真ん中の卵の欠けから漏れ出すしずく形は翌日へ引き継がれていく分の、私の気持ちを重たくさせる疲れやストレスを表しています。特にしずく形に関しては、卵の一部が溶け出したものということが肝。13日のストレスの一部はこれからの1週間が忙しいことに対するものなので、13日の一部が翌日や未来の表象を担っていて、その分の13日の時間が空洞化しているということです。

でも、疲れてただけじゃないんですよ。ちゃんといろんな予定をこなしたし、その中でも楽しかったりポイントとなる時があったりしたんです。
左上はバイト①。丸の周りはバイト先のロゴになってます。色もそのまま。 右中のまるは、友達とカラオケ。友達との会話の渦巻きは前作から引き継ぎました。やっぱりここありきでこの日を選んだので。この渦巻きの周りには細い紙やすりの部分があります。その友達の話を聞いたときのちょっとざらついた気持ち。反省も込めて貼り込んでおきました。で、周りのビーズは、その時の雰囲気です。こんな華やかできらりと光る時間もちゃんとあったんだってことを表すことが、実際自分にとっては一番大切だったかも。 左下はバイト②。色はバイト全体のイメージカラー、中身は、そのバイト中やったことですが、詳しい説明は省きます。 玉の大きさの違いは事象ごとの思い入れというか感覚的時間の差。 で、玉同士をつなぐ線は、場所の移動の時の気持ちを表してます。ぐるぐるしてる方が、カオスな気持ち。

さて、そうした事象の様々がはめこまれている時の石。最後に疲れ・ストレスを黒「鉛」でぐりぐり塗りこんでいくと、不思議な光り方をし始めました。その時私が思ったことは、「確かに」。「忙しい」って、突き詰めていくと不気味な黒光りをしはじめるというのが私の経験上の考え。それが完全に良いと思う訳ではないけれど、絵になってみたらやはり奇妙にきれい。ちょっとだけ嬉しかったのが正直な感想です。

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2013年10月14日の本多加世子

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一日の中で一番印象的だった事柄(ゼミで早めのバースデーケーキをもらった)と一日の様子を重ねた。土台(チョコパイ部分)は特にこれと言って何かしていた訳でもない時間を表現し、色のついた部分(マーブルチョコ部分)がその日の出来事を表している。 見ての通り色や大きさが違うと共に、1日を8等分した時計のように時系列に沿った表現をしている。中途半端な立体なのは(準備に時間をかけられなかったこともあるが) 10/14が特に奥行きがあるわけでもない日常の内の一日にすぎないことを表している。

・この制作を経験しで、自分の時間イメージが変わりましたか? いかに概念的に自分の時間を表現し得るか考えたときに 初めて表現の難しさを感じた。 また、この作品のマーブルチョコとチョコパイのように 一日の中での起伏は非常にはっきりしており、 チョコパイのような混沌の時間が圧倒的だと言うことがわかった。

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2013年10月12日の佐藤優梨香

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・何を作ったのか? ライブに行った時のイメージを表しました。薔薇とロリータの女の子、人形で柔らかで華やかな雰囲気、薔薇の蔦で音楽が流れるようななめらかな感じを出してみました。白いティッシュはふわっとした感じを出したかったのですが、ティッシュよりもコットンを使ったほうが良かったなと思いました。うっすらと書いてある文字は雑念を表しています。

・この制作を経験しで、自分の時間イメージが変わりましたか? スケジュール帳には記号的な内容しか書いていないけれど、私自身は日記を書くときその日の行動ではなく考えたことや思ったことを書くことが多かった。スケジュール帳を見ると書かれた文字からその日を思い出し、その日の気持ちを思い浮かべられる。私にとって重要なのは何をしたかではなく何を感じたのか、その日一日を意識すると心に湧いてくるイメージなのだなと再認識しました。

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10月14日の渡邉梨夏子

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作品解題

この日は早稲田祭にもライブをしにきてくれました!世界の終わりのライブを富士急ハイランドに見に行った1日。彼らのライブは音や詞だけではなくて、空間から夢の世界に連れて行ってくれました。参加者に配られたスターライトリングというブレスレット。音に合わせてカラフルに光るのですが、、それが森のような日常から離れた空間の中に輝いて命の煌めきを想像させてくれました。なので、背景の森はライブ会場全体の森のイメージ。浮かぶカラフルな円形はわたしたちのスターライトリングの光。浮かび上がる月や炎や雫は曲から連想させる自然の世界観と、世界平和という強いメッセージ。翼を授けられて、異空間に連れて行ってもらえた、そんな1日でした。

わたしの時間のイメージの変化 同じ一時間でも濃淡があるなと思いました。はっきく覚えているもの、ぼんやりと過ごしたもの。濃縮されていたり、 光の速度で過ぎていたり。一ヶ月の中でも大きなマスを占めるべき日もあれば、小さく収まる日もあるなあと。 こうやってある一日ある時間を拡大して振り返る経験は初めてでしたが、心のちょっとした感動を表現するのは楽しかったです。

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10月28日の高橋弘之

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作品解題

10/28の出来事です。
一日の出来事を思い返すと必ずしも何時から何時までがこれをして

いて‥何時から何時があれをしていた‥とひとつひとつを綺麗に並べることが難しく違和感を覚えました。出来事と出来事は孤立したものでなくすべてが重なっているように感じたので10/28の出来事ひとつひとつを重ねて書くことで時間を真上からとらえてみました。文字の太さは一日を思い返したときの印象の強さを表していて、太ければ太いほど印象深く、細ければ細いほど薄い印象です。
文字の色は赤、黄色、青の三色がありますが(本当はもっと色つけたかったんですけど家に三本しか色ペンがなかったので‥)赤が楽しさプラスの感情、黄色がなんともいえないプラマイゼロの感情、青が辛い嫌だといったマイナスの感情を表しています。

 


2013年10月28日の北本あゆみ -消費される一日。-

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【作品で表現していること】

この作品における二千円札のレプリカ(事前準備ができなかった為クオリティはチープですが…)は私が10月28日使った合計1931円を一つの塊として視覚的に表わしています。良く見ると端の方は差額の分切り取られているため、2000円に満たない金額であることが分かる…かもしれません。つまり、「その日に使ったお金を記録して表す」というコンセプトは前作品より引き続き継承されています。 私は自分にしてはまめなことに毎日細かく家計簿をつけているのですが、日々の中でお金をどれくらい使ったか、何に使ったかを時系列順に書き留め続けているうちに、この習慣自体が自分にとって日記に準ずる一種の”一日の時間を記録するための行為”になっていることに気が付いたため今回のテーマとして迷わず選び、作品の制作に取りかかりました。

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肩慣らし作品

しかし試作品においてはその「お金を使うという行為」と、そこに伴う「消費者である自分の感情」をリンクさせて表すことができず、単純に消費グラフという客観的かつ記録的な形に留まってしまったことが自分の中で課題として残りました。

そこでもっと単純明快に分かりやすく、そして”使ったお金に対する自分の気持ち”めいたものを表現するにはどうしたらよいか考え、今回の作品を作ってみました。この作品では1枚の二千円札が大きく2つの亀裂によって分割され、それぞれ出費の内訳を3つに分けて表しています。 まずお札を正面から見た左のブロックは、①私がその日初めにお昼ご飯を購入するために支払った金額387円を表しています。次に、真ん中のブロックは②3限の空いた時間に本屋に立ち寄って購入した書籍の金額1,444円を表わしています。最後に一番右のものは、③待ち合わせていた友人に誘われて買ったシュークリームの値段100円です。
ここでさらにそのお金を使った際に生じた感情を、紙の表面や切れ目の質感を変化させることで表わしてみました。
①は昼食代であり、日常生活のなかで想定されうる正常かつ必要な出費であるため、綺麗に長方形に切られています。
一方②はいわゆる予想外の出費であり、偶然立ち寄った本屋で発見した以前より欲しかった本を買うのにかけたお金です。
安くはないため当時レジに持っていく際葛藤が伴ったのを覚えているので、乱雑に引き裂き、かつ一部をくしゃくしゃにすることで欲しいものを手に入れた満足感とたくさんお金を使ってしまった後悔の入り乱れた気持ちを表しています。
③は、普段買うことを控えている甘いものを誘惑に負けて買ってしまったという純粋な後悔の念を、粗雑な質感に表しています。
これらの3つの塊が一つになって、10月28日に使ったお金と私の感情を表現しています。
写真では、それがお財布から零れ落ちていく様子を捉えることによって、不可逆的であり消費されていく私の一日を映し出してみたつもりです。
【今回の制作を通して得られた「時間」の観念】
もともと時間と言うのは均等ではなく、その過ごし方や状況によって長くも短くも感じるものであるとは思っていました。
今回のワークショップではその不均一さを視覚的に、しかも抽象的に(!)表現するということがどれだけ難しく、頭を使うものかがよく分かりました。また皆の作品を見て、一人の過ごした時間から得られるイメージというのは本当に多種多様で、同じ質と量を有する時間というのはこの世に一つもないことが分かりました。
作業を終えた後もいろいろと上手く表現できなかったと思う点が多く、これからは時間というテーマに限らず、日常で得られる何かしらの概念や記憶を、目に見える形で表わすにはどうしたらいいか、頭と手を使って試行錯誤する訓練を続けていきたいと思いました。
 あとは、 今後はなるべく自分に厳しく、浪費しないよう気を付けたいです…。

 


2013年8月25日の横山みのり

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私はよさこいサークルに所属しているのですが、この日の演武はさまざまあって思い出深いものとなっています。当日は演武だけあればその日が成立するような、そんな気分でした。そのときに感じた世界が変わっていくような印象、踊り終わった後には何も頭に残っていないような様子を表現できたらと思いました。 中央から放射状に描くことで世界がワープしていくような様子を表し、すべてに白を使うことで元の世界がまっさらな状態になるような高揚感を表しました。白で構成する、ということはビジュアル的にも面白かったです。

作品を制作して思ったことは、方眼の形式にとらわれずに表すことで、そのの日一日のことを深く考えることができたことです。

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