2018年 1 月 11 日(木)~18日(木)12:00-19:00
ギャラリー連携企画展 国分寺くるみギャラリー+634展示室
「ワークショップ中村座」は、東京経済大学コミュニケーション学部で開講されている実験的なワークショップ型講義です。
わたしの身体、わたしの身の回り、わたしの日日。ふだん意識されない基準点としてのわたしを、わたしをメディアすることによって変えるいくつものワークショップを繰り広げてきました。
美人のいない世界から出発し、情報の断片から超美人を作り直す「美人再構築」。古武道を習得し、身体の動きを絵筆にし、わたしの痕跡を作品化する「シェイクスピアズダイアログ2017」。今回、この二つのワークショップをとりあげ、展示します。
作品をギャラリーに展示すること自体も、わたしを作り変えるプロセス=わたしをメディアする体験の一部です。
◎2018/1/19 大学ニュース
展示構成
会場1
国分寺くるみギャラリー
Shake Spears Dialog 2017-シェイクスピアズダイアログ…あの劇作家のシェイクスピア? さにあらず「Shake(振る)Spears(槍)Dialog(対話)」という意味の造語です。(静止画、動画)
人は道具を持つことで、例えば一本の棒を持つことで、もうひとつの外皮を獲得します。シェイクスピアズダイアログは、LEDを仕込んだ杖を使って拡張された外皮を可視化する試みです。
作品群は、杖道の基本的な形(型)を光る杖によって可視化する「杖×ART」と、杖×ARTの考え方を継承しながら杖道の制約を離れた「フリー演武」の二本柱で成り立っています。
★フリー演武:初公開!VR映像【仮想人類トケコムの天球世界】
※トケコムとは?光る尾をもち暗闇に生きています。華麗な「挨拶」をすることで相手を惹きつけます。古の武道を学び、しかし、オリジナルな身体表現をめざします。
会場2
634展示室
美人再構築「わたしの名前は?」
(静止画、動画、半立体)
再構成美人を〈わたし化〉してみる
仮面劇「わたしの名前は?」紙媒体を材料にした網点作品に、さっそくタイトルをつけてみます。しかし、どこか平凡です。どうも再構成した美人たちが、素性の知れない遠い対象物に見えてしまうのです。そこで、自からが作品を貼りこんだお面をかぶり、再構築された美人になってみます。
ダブルネームをもつ超美人
二人一組になって、自分の作った網点作品の仮面をつけ、お互いにたずねます。 「君の名前は?」(ここでの答えは、最初につけた作品タイトル)
↓
お互いのマスクを交換します。相手が、自分作品の仮面をつけて、質問してきます。「わたしの名前は?」(最初につけた名前は捨てる)
↓
美人に、もうひとつの名前がつけられます。
最初につけた名前とは違う名前を、思わず口ばしります。私の素性があらわれ、肖像が鮮明になってきます。
会場3
webギャラリー
ワークショップ中村座
イベント
記念イベント はじまらないシンポジウム(→スナップ写真へ)
日時:2018年1月16日(火)午後2時~4時ごろ
場所:634展示室
メンバー:大岩直人(東京経済大学教授/広告論、 コミュニケーション戦略論)
安斎利洋(システムアーティスト)
中村理恵子(東京経済大学客員教授/アート、杖道研究・実践)
講評会、ギャラリーツアー
日時:2018年1月17日(水)午後1時~4時ごろ
場所:国分寺くるみギャラリー + 634展示室
メンバー:寺口恵子(国分寺くるみギャラリー オーナー)
山内史生(634展示室・武蔵野美術学院 学院長)
中村理恵子研究室 「表現と批評」「メディア制作ワークショップ」メンバー
◎講評会での、講師からの設問
1.デジタルやインターネットのある今、限られたスペースでの展覧会、イベントに意義はあるのか? スマホやパソコンから、いつもで、みられて、スペースの制限、展示点数の制限を考慮の必要もないし。
2.もし、自分で、このホワイトキューブを自由に使えたら、どんな企画、展覧会をするか?
(———-!リアクションペーパー、スキャニング中)
千客万来
ギャラリー残光 アルバムへ
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制作・運営:東京経済大学 コミュニケーション学部 中村理恵子研究室
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