2024年 6月19日「杖道入門」-夢想権之助に会いたい―

表象・メディア論系演習(消費社会とメディア1)
2024年度・「機械×プリミティブな身体≒ハイブリッドな私」シラバス

#早稲田 授業 #杖道入門 急遽、松本保典先生を招聘。
今年五月の京都にて八段(杖道人の尊敬と羨望の的)にみごとご昇段されました。
ダメもとでお願いしましたが、ありがとうございます!大変贅沢な「杖道入門」となりました。
きれっきれっの演武が、履修メンバーを魅了します。

あの宮本武蔵に勝利したと云われる棒術に開眼した夢想権之助、創始以来四百年うけつがれる形(かた)武道体験ワークショップ。

 

◎模範演武、指導

「形は死物にあらず生き物だ。形は生きている。」、杖道(じょうどう)は、優れた師範たちの身体をメディア(=媒体)にして、無駄のない、命をやりとりする形情報を無形文化として現代に伝えています。

松本 保典 杖道教士八段
矢口真知子 杖道教士七段
中村理恵子 杖道錬士六段

 

◎ワークショップ流れ

 

神道夢想流杖道(古流)模範演武
鍔割(つばわり)、影・着杖(つきづえ)、影・左貫、または、影・右貫(さかん、または、うかん)、横切留(よこぎりどめ)、影・細道(ほそみち)

全日本剣道連盟杖道制定形(普及型、現代杖道)模範演武
着杖(つきづえ)、水月(すいげつ)、引堤(ひっさげ)、斜面(しゃめん)、左貫(さかん)、物見(ものみ)、霞(かすみ)、太刀落(たちおとし)、雷打(らいうち)、正眼(せいがん)、乱留(みだれどめ)、乱合(らんあい)

「杖道入門」見学・体験
基本単独、制定形前半

◎履修メンバーから、「杖道入門」感想、素朴な疑問

 

IM
15:08
今回演武を生で初めて見て、かっこよくて肌がピリリと震えました。刀や棒は木で作られているのに緊張感があり驚きました。今日教わった型はシンプルな動きだけれど、一投一投気を張っていたら、しっとりと汗をかいてしまいました。杖道の演習をとても楽しみにしていたので参加出来てよかったです。先生方ありがとうございました。

 

NR
15:47
体験もとても楽しかったのですが、演武が最も印象に残っています。とても美しくて、素人の私でも、先生方がいかに杖道に精通していらっしゃるかがよく分かりました。楽々やっていらっしゃるようにも見えた動き一つ一つが、やってみると難しく、しかし面白かったです。本日は貴重な体験をありがとうございました。

 

MH
16:03
考えながら杖を動かすのが難しかったです。何度説明していただいても、先生方のような動きにはならず、簡単な動きに見えて意識しなければならないことが多く疲れました。先生方と向き合ったときは、先生方の杖の延長にしっかりと私の目が捉えられていて洗練された、隙の無い構えに緊張感を覚えました。出席を取っているときに間に合わなかったのですが、授業開始から参加していました。本日はありがとうございました。

 

IE
16:46
先生方の演武を生で見て、緊張感と静謐の中に響く太刀と棒の交わる音で迫力を感じました。自分でも実際に棒を触り、動かしてみて身体だけでなく頭も使わなければならないことがわかり、その複雑さがわかりました。武道は体育でやるイメージで、心技体という言葉がありますが、実際のところは体だけが重要なのではないかと思っていましたが、気合を入れて棒を振った方が強く、綺麗に体が動き、心も大事であることを今日の授業で思い知らされました。とても貴重な体験でした。改めまして先生方、本日はありがとうございました。

 

KS
17:12
お手本の演武では、声・太刀と杖の音・衣服の音・足音などが交わりあって運動場に響く音が、非常に芸術的と感じました。また先生方の無駄のない佇まいと、無言の中に感じる礼に心惹かれました。
杖は想像していたよりも重量感があり、さらに片手は添えるだけとのことなので、適切な筋力の使い方が必要だと感じました。全身の神経に意識をめぐらすことを意識して取り組みましたが、頭の中に描く姿を実際に体現するのは難しく、鏡を見て練習したいと思いました。
時間が短いのが少し惜しかったですが、貴重な時間をありがとうございました。

 

TT
17:14
杖道というものに触れるのは初めての体験でしたが、やはり武道は楽しいし心が洗われるなと思う時間でした、過去に空手道を習っていた経験がありその時の体の動きと呼吸を合わせる、指先まで神経を研ぎ済ませるような感覚を思い出すことができました。貴重な講義をありがとうございました。

 

KA
17:43
初めて生の演武を見て、独特の緊張感と美しい動きに感動しました。実際に杖道に触れてみて、今まで意識したことないところに意識を巡らせて身体を動かす体験が面白かったです。貴重で楽しい時間をありがとうございました。

 

TA
18:13
実際に杖に触れるまでは、なぜ杖の先に得物がついていないのか疑問でしたが、演武を見て、自分で握ってみて、刀に対抗するために素早い持ち替えを実現するためだったのだろうということがわかりました。それを実際に体験できたのは貴重な経験でした。

 

HS
19:44
一見簡単そうに見える1挙動であっても、実際に振ってみると想定を超えた重量感や楽な方向に勝手に動いてしまう体等が相まってなかなか思い通りの動きにはなりませんでした。あらゆる要素が絡まりあっていて、気合一つで心持ちや姿勢に違った影響が出る面白さが奥深く、興味が惹かれました。
演武では先生方の杖筋が描く弧が美しく、棒を使って球体をなぞるようで久しぶりの正座で痺れた足のこと等忘れて思わず魅入ってしまいました。改めまして、本日はとても貴重で豊かな経験をありがとうございました。

 

TM
20:10
生で見る演武はとても迫力があって、かつ美しかった。実際にやってみると思った以上に難しく、動作一つ一つにおいて身体の色々なところに意識を向けなければならず、イメージする力と集中力が必要だと感じた。貴重な経験をありがとうございました。

 

MK
22:59
先生方の演武は迫力と緊張感が感じられ、気付いたら見入っていました。先生方は軽々と太刀を振るっているように見えましたが、実際にやってみると太刀の持ち方、軌道など動きの全てに気を配らなければならなくて難しく感じました。礼に始まり礼に終わるところ、動きに集中するところで空手をやっていたときのことを思い出しました。今日は貴重なお時間をありがとうございました。

 

YS
23:59
先生方の演武は迫力を感じながらも、太刀と杖の無駄のない洗練された動きを感じました。実際に杖道をやってみると、手先から足までも意識しながら杖を動かさなければならず、シンプルな動きに見えても全身を駆使していることがわかりました。木刀は形が決まっているため、実際に使う範囲も動きもある程度定まっているのに対して、杖は丸い棒であるため、全体をフルに使った動きができるからこそ、太刀にも優位に立てるのではないかと思いました。弧を描くということが身体的な行為であるということが理解できた気がします。貴重な経験をさせていただきありがとうございました。

 

WR
15:25
先生方の演武がとても印象に残っています。洗練された流れるような動きの中に迫力があり見ている側でもとても圧倒されました。一挙手一投足に無駄がなく、美しかったです。実際に体験してみると、一見簡単そうな動きがとても難しく、杖を振る軌道や、狙いを定めそこでぴたりと止める力など、指先の神経まで意識して力を入れこまなければ成立しないものなのだなと驚きました。貴重な体験をさせていただきありがとうございました。次回も楽しみです。

 

YM
16:03
杖道というものに初めて触れましたが、先生方の動きや気合の迫力に圧倒されました。実際にやってみると、簡単そうに見える動きも手先や杖の位置など意識すべき点が多く、綺麗な動作のためには神経を使って集中ことが大切なのだと感じました。短い時間でしたが良い経験になりました。貴重なお時間をありがとうございました。

 

KN
16:55
先生方の演武を見て、息を呑むほどの迫力と緊張感に驚くとともに、動き一つ一つが洗練されていて見入ってしまいました。実際に自分もやってみて、先生と向き合った時、杖を振っているのは自分なのに先生と目があってその緊張感に圧倒されました。難しかったけれど動作ひとつひとつを丁寧に意識して行うのが楽しかったです。貴重な体験をありがとうございました。

 

TY
19:02
皆が見ている前でも集中して、自分たちの世界を作り、自分たちのパフォーマンスをしている姿が本当にかっこよかったです。
少しでも気を緩めたら怪我をしてしまいそうなギリギリの間であるのに、2人の息が揃うことでそこが気にならず演武自体に圧倒されました。
相当練習して、研究しないと出来ないことなのだろうなと思いました。
何か一つのことを極めるってかっこいいな、と率直に思いました。

 

CS
19:21
お二人のゲストの演武はもちろん、中村先生のパフォーマンスを初めて間近で見ることができ、非常に新鮮で美しいと感じた。特に、太刀や棒を顔に当たる寸前で止める動きには鳥肌がたった。私が実際に幾つかの動きを習った際、先生方のお手本を見ても簡単には真似できないほど難しいと感じ、また、特に棒を振りかざした直後、棒に力を加えて止めるという動作が非常に苦戦した。お腹から声を出すことで棒を止めやすくすることを学んだため、さらに練習して習得したい。今回の講義での短い時間ではまだまだ初歩の動作しか習得できなかったが、今回拝見した演武の動作の中で、たった一つでもいいので今後できるようになりたいと強く感じた。

 

OR
19:29
初めて杖道というものに触れ、実際に生で演武を見たのも初めてだったが、1ミリの誤差も許されない緊張感に鳥肌が立つとともに、先生方の真剣な眼差しに圧倒された。また、先生方の丈の先には少しのブレもなく、綺麗な軌道が描かれていた。自分でもやってみたものの、思ったより棒が重く、声を出して全身の筋肉に力を入れることで棒を狙いの高さで止めるという方法は、原理は頭では分かっていたが、実践するのはなかなか難しかった。私は今まで、武道ではない様々な運動を経験してきているが、なかなか使わない筋肉と頭を駆使しないと杖道は上手くいかず、見た目以上に難しい競技だと感じた。貴重な経験をさせて頂き、ありがとうございました。

 

NM
22:30
杖道を経験したことも生で見たことも初めてだった。演武の動き一つ一つの無駄のなさ、美しさは素人でもよくわかり、緊張感を肌で感じてこちらも気が引き締まった。直接的なぶつかり合いがなく、しかし形が決まった時の諭すような力、緊張感がとても魅力的だと思った。実際に体験してみて、杖の扱いが想像以上に難しく戸惑った。杖は太刀を制するために動かすということで、細かなコントロールや空間の把握が必要なのだと思ったが、初めてではその感覚を掴むのは難しく感じた。杖道を極めるには長い期間の練習が必須とのことで、年月の重みを身をもって感じた。今まで知らなかった競技であったが今回杖道の奥深さを体感することができてとても面白かった。

 

FK
00:01
杖道がこんなにも洗練された型があって、その鍛錬を積んだ達人がいて、シンプルに見た目も映えるのに、中村先生の講義を取るまでその存在を知らなかったのが不思議でたまりません。
長い杖を振ると言うと、中国武術か何かを連想してしまいましたし、短い杖を振ればそれはもうハリーポッターです。
ですが、杖道は日本固有の武術であり、起源についても資料が残っています。確かに、剣道や薙刀よりは歴史が浅いかも知れませんが、蓋を開けてみて、いざ実際に目の前で見て、そして杖を振ってみると、動きが至極”合理的”で徹底的に力学を理解した動きであることが分かって感動しました。そして、剣道や薙刀より圧倒的に小さな力で大きな打撃を生み出せることにも気づき驚きました。まずは、もう少し杖道について調べてみようと思いました。

 

FY
00:14
何よりもまず先生方の演舞に圧倒させられました。流れるように洗練された動きと所作、気迫、気合、本当にかっこよかったです。中村先生が6段を持っていると知らず、先生の強く美しい演武を見た時「一体何者…?!」と驚かされました。先生方が易々とこなしていたので自分も簡単にできるかなとたかを括っていましたが、実際にやってみると思うように杖が動かず、また意識することも多くて、杖道の奥深さを実感しました。刀身もない木の棒で最小限の力で倒すことのできる杖道にとても魅力を感じています。
昔空手道をやっていたのですが、その時の息遣いだったり丹田から体の隅まで神経を集中させたりする感覚をなんとなく思い出して、とても懐かしい感じがしました。
杖道の世界の最高峰の方々に直に教えていただけたこと、本当に感謝しています。貴重な講義をありがとうございました。

 

MN
02:20
様々な洗練された技を見せていただきましたが、乱留という技にはひときわ魅了されました。松本先生に杖を振るときは前に引っ張られて放るようににとご指導いただいたのを思い出して、杖の動きが光で可視化されているjodo×art2014の乱留を見てみると、コンパスで描いたような美しい円が描かれていて驚きました。
剣道と似ているけれど防具がなく、ペアの人と杖の高さを確認しようとして相手の杖の先が自分のこめかみの近くに来た時は怖くて腰が引けてしまいました。お手本では杖が顔の寸前に迫っていても怯まず堂々と構えている先生方の様子を見たので、杖道では単に杖の扱いだけではなく強い精神力も鍛えるのだと感じました。
中村先生が錬士6段と聞いたときは、先生はアーティストであり実践的な研究者であり武道家であり、いったい何面の顔があるのだろうと思いました。
エイと声を張り上げて杖を振った時は、動かしている体と気合を入れる心が重なって、まるで杖と体と心が一体化するように感じ、気分が良かったです。

 

NH
03:19
杖道の演武を見て、また自分で体験して、動き方の美しさに感動しました。例えば本手の動作の、円運動を描き前に踏み込みつつ目線の高さを狙って振り下ろす動きの、武道としての合理性と図形的な精密さが両立しているところに、肉体的かつ理知的な美しさを感じました。また、特に古流の演武を見た時に、相手を傷つけずに制圧するという杖道の特徴を実感することができました。杖で相手の動きを封じた後に、ずいと相手の身体による動きは、さながら杖を体と体の架け橋として対話を深めているように見えました。杖道自体に圧巻されるとともに考えるきっかけとなる、とても貴重な体験でした。ありがとうございました。

 

IH
17:59
先生方の演武を拝見している際は空気が震えるような感覚でした。動きの一つ一つが洗練を極めており、相当な時間を重ねた末に成り立つ妙技だとお見受けしました。かっこいいからという衝動的な動機から長年一つのことに取り組み続けるのは難しいことで、杖道に限らず活気に満ちた人生の一例を目の当たりにできたような気がしてたいへん勉強になりました。ありがとうございました。

 

E T
08:20
初めて杖道に出会いましたが、水月を突いたときの静かな衝撃音がとても印象に残りました。また、上や下から振り下ろす太刀の動きを押さえる杖の動きも圧倒されましたが、太刀の切っ先が直接迫ってくる場合でも杖でかわし、さらには相手の動きを封じ込めるという演舞には、無駄な動きも無駄な力もない究極の武術という印象を受けました。演舞の間はこちら側にも緊張感が伝わり、背筋が伸びる思いでした。
実際に自分で振ってみると、頭では理解していても腕がついていかなかったり、杖の先まで力を込めることが難しく太刀を振り払っていた演舞の動きの凄さを改めて感じました。
演武から直接の指導までいただけた貴重な時間でした。本当にありがとうございました。

 

OW
09:31
静かで動きも少ないのに、その動き一つ一つが洗練されたものだと肌でわかるほど、杖道は巧みで繊細で、独特な魅力を持つものでした。静かで穏やかそうな先生方から発せられる、うちに秘めた強い魂のぶつかり合いを見ているようで非常に心が揺さぶられました。実際にやってみて、杖の扱いが大変難しく、しかも何回も回していると本当に肩が凝って先生たちが普通にやっている演舞の凄さと、その後ろに隠れている努力の量を実感しました。先生たちに前の手は動かさず、そこを起点に回してくるイメージ、や最後は杖をお腹の辺りで固定する、など具体的なアドバイスをもらうと、一気に自分の太刀が上達したなと感じ、やはり熟年の先生の知識量は違うなと感じました。1本の木の棒で宮本武蔵を倒したという夢想権之助の逸話が本当であると感じるほど、杖道は極めれば強いのだと今回実感しました。先生たちの演舞を見て、脇腹やみぞおちなどの急所を相手の虚をついて一気に刺す!というような杖道は非常に強力なものだと思いました。とにかく、初めて杖道というものを知りましたが、杖道のもつ静かに燃え盛る魂に心を奪われました!ありがとうございました!

TM
17:21
先生方の演武が、見ているこちら側の息も止まるほどの迫力で感動しました。無駄な動きな全て削ぎ落とされた洗練された美しく滑らかな動きで、思わず息を飲みました。実際にやってみると頭で考えることが多く、美しさや滑らかさに気を配る余裕もなく、ぎこちない動きになってしまいました。改めて先生方の凄さを感じました。次回も楽しみにしています。ありがとうございました!

◎資料