音なき音、みえない形を音にするワークショップ 2016

音なき音、みえない形を音にするワークショップ
「Sonify! Audify! Musify! ―​世界を感受する<私>​―」

ゲスト講師 野口桃江さん 川端渉さんプレ紹介

概要
私たちが普段何気なく聞いている音は、経験によって無意識に選別された音です。 まずはそのフィルターを外して、今ここに広がる豊潤な音世界に飛び込んでみましょう。 拡張された聴覚で「聞くと聴くの違いは?」「音とは何か?音楽とは何か?」をあらためて問い直した後は、 『​シェイク スピアズ ダイアログ​』を可聴化 (Sonification) そして音楽化 (Musification) する試みを、皆さんと一 緒に行ってみたいと思います。


流れ

講師プロフィール

初日

コラム:野口さんとの出会い

二日目

おはじき、どっちにもってるWS
杖道するとき、脳波、瞬き、心電を聴いてみる


 

 

 

 二日目

1)ふたつのセンサーを試す、遊ぶ
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2)杖道するとき、脳波は? 瞬きは? 心臓の鼓動は?

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初日 2016・06・09

準備するもの0001
1)スマートフォン  ・イヤホン(マイクが付いていないイヤホン)
録音用、補聴器アプリなどをインストールしておく

2)「これまでの人生のなかで、一番印象に残っている音体験を思い出してみてください。 それはどんな音でしたか?」

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3)音を聴くことで世界をとらえる、みてみよう1 スタジオ内

 

4)屋外にでてみよう!

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5)杖道の音を聴いてみよう オノマトペしてみよう!

杖道を聴く

 

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【コラム】 「杖道には音がある」野口さんとの出会い

2015 年10月30日~11月3日、横浜みなとみらい地区で開催された「光」をテーマにしたアートイベントに出展しました。
屋外での展示とパフォ―ンス「Shake Spears Dialog 光る杖の軌跡」を毎夜公開していると、ある日、観客席でノートPCに何事かを一心にタイプしてる野口さんに出会います。
偶然、同じ屋外、アートプログラム「ある海辺 」への楽曲提供で参加されていました。

野口さんとの立ち話の中に、衝撃をうけました。わたしは、作品出展に臨んで、あえて杖道パフォーマンスに音やBGMをつけませんでした。かえって陳腐なものになるのが怖かったからです。
野口さん曰く、
「杖道には、音がありますね、独特な。袴の擦れる音、踏みこむときや、杖を使う時に。呼吸や間や、間合いにも・・・」
言葉を選びながら、未だ言葉にもならないことを探しながらのとつとつした話に、わたしは、熱いものが胸にこみ上げました。うーん・・・・膝を打ちました!ああ、同じように感じる人、いやそれ以上の音的な感性持った人に出会った!
この機会を逃しちゃいけない。
早速、年末には、お仲間の川端渉さんともどもプレ・ワークショップにきていただきました。そして、本年度、いよいよ本格的に、このワークショップ型の授業枠にお招きすることができました。

いよいよ始まります!
こうご期待!

 

 


野口桃江プロフィール:アーティスト 、音楽家 / Transdisciplinary Artist

VkVlGF__作曲、インスタレーション、即興パフォーマンス、ピアノ演奏等をとおして、数、人類学、 共感覚など普遍的 なテーマ を扱ったホリスティック ( 統合的 ) な創造活動を おこなっている。欧州各地のフェスティバル、コ ン サート等で作品を発表する他、実験的コンサートシリーズの企画にも携わる。桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学 園大学音楽学部、同大学研究科作曲理論学科卒業。仏リヨン国立高等音楽院にて電子音響とオーケストレーショ ンの研鑽を積んだ後、蘭ハーグ Royal academy of Art / 王立音楽院 ArtScience学科にて表現の幅を広げる。音楽 修士。
作品、ほか詳細  ​http://www.momokonoguchi.com

 

 

川端渉プロフィール:HCI researcher / Artistic researcher

Photo by NaoshiHatori
Photo by NaoshiHatori

1980年 京都に生まれる。
幼少の頃にピアノ音楽や演奏法を学び、日本ピアノコンクールで最優秀賞を受賞。 Sonny Clark, Jimmy Smithに影響を受け、1999年から独学でJAZZの演奏を学ぶ。パーカッショニストとして 7-inchレコードやコンピレーションアルバムをリリース。2001年より独学でプログラムと電子回路を学び、某自 動車部品メーカーで、カーナビのグラフィックスコア部やユーザー・インターフェースのシステム開発に従事。
2014年よりElectronics担当としてアーティストとのコラボレーションを始め、HCI(Human Computer Interaction)の研究を行う「5ide6urns lab」での活動行う。技術や素材が持つ仕組みの異化に着目したDevice Artやモノ作りを行っている。
2015年に、3331α主催「Art Hack Day」に参加。ダンサーと作曲家/メディアアー ティストと共に、身体と音の関係を探る「PERCEPT.」プロジェクトを開始。愛知県芸術劇場主催「Sound Performance Platform 2016」に選出され、「Resonance 1.01」(Performance / Intermedia」を公演。2016年よ り活動拠点を東京へ移す。
HP http://dum6sen5e.com


2015年度 学部Bolg.告知