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Gallery「シェイク スピアズ ダイアログ」+スマートイルミネーション横浜2015

2015年秋、杖道+アートをテーマに制作してきた『シェイク スピアズ ダイアログ』を、横浜でのアートイベントに出展することになりました。インターネットや制作スタジオから飛び出しての、初公開!となりました。
ここは、期間中の様子を画像やMovieでお伝えするギャラリーです。

※2015年8月から準備が始まり、授業の一環として学外活動としてすすめた詳細については、こちらへ

平成27年度 マジ(本気!)を起動するワークショップデザイン

 


はじめに,

シェイク(振る)スピアズ(槍)ダイアログ(対話)は、四百年継承された古武道、杖道(じょうどう)に倣う創作システムです。LEDを仕込んだ光る杖を用い、対戦者同士の本気の(命がけの)対話を可視化します。
2008年、東京大学福武ホールで新たなアートの兆しをみせて(中村理恵子時系列に詳しく)、2014年からは、東京経済大学コミュニケーション学部の通年講義「身体表現」「マジが起動するワークショップデザイン」などで多くの実験的ワークショップを展開している。その中で、日日錬られきた。

2015年10月30日~11月3日、横浜象の鼻パークのメインスポット、象の鼻テラス前ステージにて、毎夜パフォーマンスやワークショップを公開した。

有段者による杖道形演武+LED光る杖によって可視化する「杖×ART」+学生たちによる「シェイクスピアズダイアログワークショップ」という内容のパフォーマンス毎夜5分から15分くらいに構成して公開した。

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イベント基本データ

パフォーマンス構成

2015年11月2日パフォーマンス映像(5分)

ポスター、チラシ

LED光る杖 杖が描くしなやかに変化する光の繭、対戦者の周りに現れる拡張された身体

LED光る杖の軌跡 学生作品

LED光る太刀×光る杖

ワークショップ「Shake Spears Dialog Workshop」

杖道形演武

舞台裏拝見 本気!が起動する現場、日日/ スタッフ紹介

 


【基本データ】

2015年10月30日(金)~11月3日(祝・火) 毎夜17:00~21:00

象の鼻テラス裏ステージ(屋外)
 

象の鼻テラスガラス面内側に5.5m×2.7mの紙を貼りこんでをスクリーンにして、映像作品をプロジェクションします。手前6m×6mの野外ステージおよびその周 辺での古武道の実演および、LEDを仕込んだ光る杖を使った実演をします。
(事前実験用に提出したプラン2015/09)

実験用抜粋版0901_ページ_2機材一式:スクリーン用ロール紙、プロジェクター、LEDを装備した杖(オリジナル)、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、調整可能な照明環境、台車や脚立ほか100点あまりの一式

スマートイルミネーション・アワード/学校部門」st1103_002
横浜みなとみらい地区で開催予定の「光」をテーマにしたアートイベント 都市景観、LED、エコなどをテーマに つづきを見る読む

 

 

 

◇出展作品:
シェイク スピアズ ダイアログ2015 in 横浜
―古武道から新たな身体表現へ 光る杖の軌跡―

 

 

400年伝承されてきた古への形武道、杖道は、どこにでもありそうな一本の棒切れを使います。その一撃で真剣さえ叩き折る、あるいは相手の体勢ばかりでなく心まで崩すと云われます。その軌跡は、とても美しい。杖道は、すでに芸術そのものです。形(型)という情報をもった芸術です。しかしこれ、観客として見たのじゃわからないのです。相手と対したその本人が、正確に杖(じょう)の操ることではじめて見えてくる世界です。そこで、杖の両端にLEDを仕込んで、杖道の美しさの一端を可視化してみました。

杖×ART 杖道アート動画top
光る杖の軌跡を描く動画が投影される傍らで、それにあわせた杖道の演武を行います。(屋外パフォーマンス)

Shake Spears Dialog Workshop光る杖@東大シェエク・スピアズ・ダイアログ1220
役割カードを引いた参加者同士が自由に対話・対戦するゲームを行います。身体表現演習「杖道とアート─作動する賢い身体」において作られた作品とともに、横浜の風景の中で行うワークショップの成果を展示します。(静止画と動画を屋内展示、+屋外のワークショップ)

杖道入門&プラクティス
古武道で賢い身体を育み、新たなアートの萌しをとらえます。

1)作品展示:デモ映像をプロジェクション(パフォーマンス機材を共用)、他パネルやモニターで常設展示する。
2)パフォーマンス:LED光る杖映像+演武+杖道有段者による演武+ワークショップ作品映像+学生による再現
3)ワークショップ 学生が行う公開制作・撮影会

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【パフォーマンス構成】

1. 始まり太鼓で開始
2. 杖道形をいくつか演武
3. 舞台スポット落として、LED光る杖で演武実演+作品映像
4. 「シェクスピアズダイアログ」作品映像+学生によるワークショップ再現
5. 終い太鼓を打ち鳴らす

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【ポスター】 (クリックすると文字読めます!)
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【チラシ】
チラシ3000_02
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【2015年11月2日パフォーマンスMovie】

LED光る杖パフォーマンス:中村理恵子
杖道演武:佐野弘和 杖道錬士六段(清風会)×石田ゆき子 杖道六段(神道夢想流玄武会)
シェイクスピアズダイアログパフォーマンス:長田耕平×高松和久

臨場感MAX、ちょっと能舞台みたいでしょ。行き交う観客の声や犬の鳴き声、至近ほかの出展作品の音、光、街灯、とぎれることないさまざまな影響受けながら、海風もぴゅーぴゅーです。想定外満載の中の5日間でした。いつものスタジオとはちがう。気合い入りました!
演者、スタッフ全員で立ち向かう!

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【杖が描くしなやかに変化する光の繭、対戦者の周りに現れる拡張された身体】

2015年11月2日
わたしが演武した正眼(せいがん) 光る杖の軌跡、初の空撮 はじめてみる杖の軌跡

自然界には自ら発光する生物がたくさんありますが、ときには自分を大きく見せたり、擬態を見せたりしながら、自己と環境の境界を操ろうとします。杖道で用いる128㎝の杖の動きも、身体の延長線上にバリアを作ったり外したりしながら、相手の可能な動きを封じ込め、操ろうとします。(photo by Masahiro YAMANAKA)
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【ワークショップ「Shake Spears Dialog Workshop」】(メディア制作メンバーによる撮影)

2015年10月30日~11月3日
パフォーマンス3.「Shake Spears Dialog Workshop」作品映像+学生によるワークショップ再現(1分程度)

2015年11月2日、11月3日各30分程度
横浜の夜景を背景にワークショップ(学生による公開制作と撮影会)

役割カードを引いた参加者同士(学生)が自由に対話・対戦するゲームを行います。東京経済大学コミュニケーション学部 身体表現ワークショップ「杖道とアート─作動する賢い身体」、「表現と批評」において作られた作品とともに、横浜の風景の中で実際の授業の一環として行う ワークショップです。(!————ワークショップ仕組み詳細ページへのリンク)

役割カード「からかう」×「攻める」

山中作品トリミング

役割カード「甘い」×「辛い」、「だるい×緩急」、など

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【はじめての試みとして、光る太刀×光る杖】

2015年11月2日
佐野弘和 杖道錬士六段(清風会)×石田ゆき子 杖道六段(神道夢想流玄武会)

太刀落、鍔割、右貫、乱留、乱合
(!————Movie編集中)

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【杖道有段者による演武】

パフォーマンス1.杖道有段者による演武
(!————Movie編集中)
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杖道演武:

10月30日
山口満 神道夢想流杖道免許皆伝/杖道教士七段(日本杖道会)
矢口真知子 杖道錬士六段(日本杖道会)

10月31日
ジェレミ・メール 杖道二段(日本杖道会)
篠隆弘 杖道二段(多摩杖道会)
安陪龍太郎 杖道二段(多摩杖道会)
矢野梓葉 杖道二段(多摩杖道会)

11月1日
中村理恵子 杖道五段(多摩杖道会)
田村のり子 杖道四段(目黒区剣道連盟古武道部)
越智泰彦 杖道二段(多摩杖道会)
篠隆弘 杖道二段(多摩杖道会)

11月2日
佐野弘和 杖道錬士六段(清風会)
石田ゆき子 杖道六段(神道夢想流玄武会)

11月3日
矢口真知子 杖道錬士六段(日本杖道会)
中村理恵子 杖道五段(多摩杖道会)
篠隆弘 杖道二段(多摩杖道会)

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【LED光る杖の軌跡】(photo by メディア制作メンバー)

2015年10月30日~11月3日
中村理恵子
パフォーマンス2.「杖×ART」光る杖の軌跡を描く動画が投影される傍らで、それにあわせた杖道の演武を行います。

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————!井上(瑛)@LUMIX作品掲載予定

 

【定点Movie 編集中】

—————–!日日充実するパフォーマンスの流れ、画角変えて(正面+空撮風)

—————–!日日充実するパフォーマンスの流れ、杖道演武各日

—————–!日日充実するパフォーマンス5分の流れ編集

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【本気!が起動する現場、日日】


スタッフ午後3時半集合!+杖道演武する人4時半
毎日、出席を撮ります

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【スタッフ紹介・出席を撮ります】

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東京経済大学コミュニケーション学部 中村理恵子研究室

制作・運営:

新垣伸二郎,岩井美貴,岩木美奈,廣野臣吉,井上祐貴,宮沢柾志,市川菜々子,徳江恭 平,長門良明,石井なつみ,長谷川幸希,関戸祐介,木島大幾,籬聡,萩原誠,城田夏響,成瀬都香,野口美沙,冨田聡,井上瑛水,城座弘直,伊藤駿介,高野 遥、笠井孝浩,三ツ橋海州,小原聖士郎,高松和久,渥美祐太,出井美佳,嵐田継也,丸山信穂,長田耕平,本間大基,重山弘幸,松永絵美,吉永文 香,曽根舞衣,共田健人,北原大和,和田大輝,髙橋慎吾,勅使河原誠,原田直樹,山根遼太,原悠生,秋葉成美 (順不同)

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シェイクスピアズダイアログ2015 in 横浜 作品展

 

Shake Spears Dialog
光る杖の軌跡

横浜みなとみらい地区の夜景をバックに、古武道から新たな身体表現へ

                       スマートイルミネーション・アワード2015/学校部門 入選作品
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はじめに

シェイクスピア…あの有名な劇作家の? さにあらず、「シェイク(振る)スピアズ(槍)ダイアログ(対話)」という意味の造語です。四百年継承された古武道、杖道(じょうどう)に倣う創作システムです。LEDを仕込んだ光る杖を用い、対戦者同士の本気の(命がけの)対話を可視化します。杖が描くしなやかに変化する光の繭は、絵(ライトペインティング)ではなく、対戦者の周りに現れる拡張された身体そのものです。LEDyama1103_006b

自然界には自ら発光する生物がたくさんありますが、ときには自分を大きく見せたり、擬態を見せたりしながら、自己と環境の境界を操ろうとします。杖道で用いる128㎝の杖の動きも、身体の延長線上に攻防のシールド、殻を作ったり外したりしながら、相手の可能な動きを封じ込め、操ろうとします。シェイクスピアズダイアログは、単に美しい絵や風景を描くのではなく、生命と環境の織り成す形の美しさを追求しています。

LEDyama1103_0032015年の秋、夜景の美しい観光スポット横浜みなとみらい地区を背景に、光る杖を使ったパフォーマンスとワークショップを行いました。象の鼻テラス前6m×6mのステージでは、毎夜冷たい海風や天候の急変にもめげず、杖道有段者による演武(実演)、光る杖の軌跡を描く杖道のパフォーマンス「杖×ART」、役割を振られた学生同士の対話・対戦ワークショップ「Shake Spears Dialog Workshop」を実施。それらの記録を通して、作品を作っていきました。

予告映像

横浜を遊ぼう!授業の一環として 講義をまるごとアートイベントへ

東京経済大学コミュニケーション学部では、毎週木曜の3限~5限、「身体表現ワークショップ・杖道とアート」、「メディア制作ワークショップ・わたしの時間を造形する」、「表現と批評・マジを起動するワークショップデザイン」など実験的なワークショップ型講義を開講しています。メンバーは古武道を習い、身体を動かし、スマホやデジタルカメラを使った作品制作を通じて、ひと、モノ、事とのコミュニケーションを考え、体感します。山中作品トリミング

2015 年10月30日~11月3日、横浜みなとみらい地区で開催された「光」をテーマにした「スマートイルミネーション・アワード2015/学校部門」に出展しました。 アートイベント出展のお話が舞い込んだのが8月。それから2か月間のあわただしい準備期間を経て、横浜・象の鼻パークのメインスポットにて、国内外から参加するアーティストたちに交じり、5日間にわたる作品発表とパフォーマンスとワークショップを公開授業・公開制作st+naka1103_001というかたちで実施しました。st1103_003

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出展用ポスター(※クリックするとスタッフ名などくっきり読めます!)

今回この成果を、国分寺くるみギャラリーの企画展として発表します。

2016.1.8(金)-1.13(水)
12:00〜19:00開廊
1.11(月・成人の日)休廊

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★オープニングイベント(内覧会)1月7日(木)17:00~18:30

【作品展のこと、東経大ニュースに】
http://www.tku.ac.jp/news/017064.html

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【東京経済大学コミュニケーション学部 教員トーク】

芳賀 啓 客員教授
深山直子准教授(文化人類学)
松永智子専任講師(メディア史  国際ジャーナリズム論)

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dm20160108-0113〒185-0012 東京都国分寺市本町2-18-16
TEL&FAX  042-312-2963
’n}@ˆêF


【制作・運営】                         ギャラリー日誌(メンバー限定)ギャラリー日誌32p

メディア制作ワークショップ/表現と批評メンバー

新垣伸二郎,岩井美貴,井上祐貴,市川菜々子,徳江恭平,井上瑛水,髙橋慎吾,勅使河原誠,原田直樹,山根遼太,原悠生,秋葉成美,岩木美奈,廣野臣吉,成瀬都香,冨田聡,城座弘直,伊藤駿介,笠井孝浩,三ツ橋海州,小原聖士郎,高松和久,渥美祐太,嵐田継也,長田耕平,本間大基,重山弘幸,松永絵美,吉永文香,曽根舞衣,共田健人,北原大和,和田大輝 (順不同)

【制作協力】

安斎利洋 システムアーティスト

【撮影・進行管理】

山中雅大 東京経済大学博士課程コミュニケーション学専攻
荻原 誠  平成26年度 身体表現ワークショップメンバー

【企画・制作】


中村理恵子
 アーティスト 東京経済大学 コミュニケーション学部 客員教授

※資料室
http://rieko.jp/lab/?p=9675