お引っ越し

こんなに大変なことなんですね!2017年10月16日(月曜日)決行!


今年は、台風や天候不順が晩夏から秋にかけて多い感じがします。週末~週明けにかけて大雨の中でした。住み慣れた団地は、父の代から46年2か月住みました。真夏の太陽にさんさんと輝く真新しい団地群を今でも思い出します。かつては、家族の拠り処のような巣としての住まい。その役を終えて後半の、1990年以降は、家族タイプのアパートを作業場、アトリエとして存分に使いました。100号のキャンバスをどっかりおいてもなんとか制作を進められる。
途中から、ディジタルとインターネットの波がやってきて、床に各種のケーブルやデスクトップマシンが並列したアトリエになりました。ちょうど1995年ころから2000年前後。
畳敷きの部屋に、フローリングカーペットを敷いた洋風にした住居内でしたが、あるとき(2008年ころかな?)それらをひっぺがして、久々、畳が復活!
当時、古武道にはまって、正座して武具や道衣の手入れが日常になってきたころです。

相変わらず、パソコンは、そのままで、デスクトップに加えてノートが主力マシンになりつつありました。キャンバスやカルトンなどのアナログな描画環境もあり、デジタルもあり、古武道にダイブしての日日もあり、まさに、メディアミックスです。

かなり古いけれど、環境もまあまあ、南から北に吹き抜ける7つの窓を全開すると、東南の風が住居内の隅々まで吹き過ぎていきます。家賃も手ごろだし、ずっとこのままでいいかなあ。。。。。。。。。。。。。。。。。
なんておもっていただんですよ、正直。

でもね、近所には、たくさんの空き団地が増えました。5階建ての5階なんて階段で上がるの大変です。高齢化も進んでるし、人気薄い。そんな中に、耐震工事が終わったばかりの、11階建てのアパートを発見。まるでロケット発射台みたいな建物に気が付きました。
さっそくここを見学。うーーーーん、、、エレベータがあって便利。駅に2分近くなる。
親兄弟の住まいへも徒歩圏内。
思い付きで、決めちゃいました。
それからは、引っ越しへ一気に流れ込みます。

【新たなアパートへ、すぐに段ボールでいっぱいになって、その翌朝の日の出も荷物かきわけて拝みます。】

たーいへん。途中、なんどか止めようか?!と挫折しそうになります。なにせ、油絵や彫刻の半端な作品や材料がてんこ盛り。わたしにとっては、大事でも、どうでもいい書類や雑貨が襲ってきます。途中従妹やごく親しい友人たちが手伝いにきますが、まるで解決にはなりません。
アパートを空っぽにするって大変なことなんですね。
最後、一室だけ残してあったフローリングカーペットをはがしたとたん、ふっとかび臭い空気が立ち昇りました。まるで、何千年ぶりにピラミッドの扉を開いたときのような風景、臭い。
その時かな?「ああ、この引越しは正しかったな。ここに居たら寿命ちじまったかも。」とね。

【長年お世話になりました>アパート君 「ぼくもお手伝いしまちゅ」と、理玖くんの手伝いに励まされw】

新たなアパートは、段ボールの山です、依然。60袋以上のごみ袋で捨ててきたはずですが、見渡してみると、まだまだ。きっと持ってきたものの、70%くらいが必要のないもの。と、いうことが解りました。年末、正月にかけて、整理と廃棄をつづけます!
これから、平均寿命をいきたとしてのシミュレーションしながら、必要なもののみ引きよせて、これからの未来に必要なものがやってくるための、余白を空けます。やるぞ!>わたし
どうぞよろしく~!

バスタ新宿からの伊勢原「雨岳文庫」へ、九州黒田藩との縁に会う

道衣をきっちり着こんで稽古に向かってたんですよ→渋谷・蔵修館。途中またも列車が急停車した(2月に入って4回目)、線路内に車両進入とかでしばら~くしてなんとか新宿駅についた。ここで「稽古いくぞ!」という緊張の糸がぷつんと切れてた。乗換口とは逆の方向へ。新宿南口の新名所だと勝手に思ってるんだけど、「バスタ新宿」は、地上4階から高速バスが意気揚々、ぴかぴか北へ南へ東へ西へ出発していく。ああ、ここから何処か行きてぇ。…唐突だけど、よし!今だw。
12時35分発のバスに乗りこむ→13時33分東名伊勢原→下車徒歩1分「雨岳文庫」。わお!やったぜ。初バスタ。


行き先は、陀楽陀楽茶会@伊勢原「雨岳文庫」
お茶の先生で、杖道稽古仲間でもある上原美奈子さんたちが主催する、不定期で開かれる魅力的なお茶会へ (Facebookより

「陀楽陀楽茶会のご案内です。
2月18日(土) 13:00頃から17:00頃
お好きな時間にいらしておすきなだけ陀楽陀楽してください。
伊勢原雨岳文庫離れにて
http://www.ugakubunko.com/htdocs/index.php
有機栽培と無農薬栽培と自然栽培と慣行栽培…
かようなこと話し合いながらさようなお茶を飲みましょう。
いえ、やっぱりただ梅を観て、ただお茶を喫しているだけかもです。
参加費 1500円」

せっかくだから、母屋へ。ここからが、このブログの本題かも。
東大震災前まで大山ニの鳥居に掛けられていた扁額など、「雨岳文庫」(国登録有形文化財 山口家住宅)の山口匡一さんに、直々ご案内いただきました。日頃見られない、襖絵の裏にあるみごとな鶏と童子を描いたもの、未公開の襖絵も含めて、闊達なご説明と深い知性あるお話に、匡一さんのファンになりました。


そして、なんと!「雨岳文庫」は、黒田藩所縁だと!、なになに!!!これも運命でしょうか。
伊勢原のこの地がいきなり時空を越えて繋がりました。

今日、たまたま稽古サボってここに来たのは、黒田藩に伝わる神道夢想流杖術の流祖 夢想権之助のお導きですか!? あまりの偶然、いや、必然ですよねきっと。興奮しました。

 

「山口家の祖先は、関ケ原の合戦後に筑前福岡藩を領した黒田筑前守の家臣、野田平右衛門です。その孫、野田左五兵衛良久の時に相州上粕屋村に居を移し、山口の姓に改めました。・・・・つづき  雨岳文庫HP

 

肝心のお茶会風景は、他力に任せて、こちらへ katsuhiko.abeさんのタイムライン参照