ジャグリング(西洋式のお手玉)と杖道

2017/07/05、「杖道とアート」をテーマに、今年もさまざまな身体表現を講義中です。(@東京経済大学)昨日、近所の電気通信大学で、いま非常に話題のAI(人工知能)の研究されてる、ジャグリング歴19年の、西野順二さんをゲスト講師にお招きしました。
いや~感動しました。杖道の共通することがいっぱい!
西野さん曰く、「ジャグリングは、投げ上げた球を取ろうとしない。正しい、奇麗な腕の動き、体の動き、形を小脳に刷り込むことが大事です。とりあえず先にどんどんやって、後から奇麗にというプロセスは、✖、ダメです。すでに悪い癖を自動化している。」

あれ~杖道と同じじゃん。正しい構えできないと、打突も狂うもんね。「百錬自得」とは、つまり正しく小脳で自動化すること?!
正しいことを一つ一つ、詰め込み過ぎないで、癖を改めながら、小脳で自動化していく。当たり前のことのようですが、どうもこれが最善のようです。時間もかかりますが、逆にいうと、人間の良さを最大限に生かすには、引きだすのは、時間をきちんと使おうよ。ということだとも思います。

目からうろこのジャグリング入門になりました。学生たちは、真剣に遊んで好奇心とてんこ盛りの自分への期待と不安が混じった”マジな面構え”が、実にいい!。
わたしは、まだまだ~。

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「ジャグリング入門―投げているのは脳と神経」
ゲスト講師:ファジィ理論とゲーム理論の研究者(工学博士)&ジャグラーの西野順二
@身体表現ワークショップ「杖道(じょうどう)とアート」―作動する賢い身体―
中村理恵子研究室(東京経済大学・コミュニケーション学部)