ラッピングアパートに住むキモチ

▼わが 家は、5月31から包まれてる。

ブルガリア生まれのクリストとジャンヌという美術家がいるけど。
彼らは建物、橋、海岸線までなんでも包んでしまう。
http://christojeanneclaude.net/wc.shtml
壮大なラッピングで有名だけど、わたしは、包まれたアパートに住んでいる。
現代アート作品もどき居住日記;逐次twitterにつぶやく・・・
(5月31日以降、時々の流れ撮影、必見!)。
http://twilog.org/nakamurarieko

不思議なの。
最初は閉塞感いっぱいだったのに、最近は、包まれた安心感というのか、繭玉に棲むおかいこさんの気持ちもわかるなって感じ。
しかし、今週は、本気でどこかに脱出予定です。

外装工事するひと
外装工事するひと

学環・学府のひと

この時期、東大情報学環のwebが刷新された。
ここに教授から非常勤までふくめた教員がラインナップされる。
http://www.iii.u-tokyo.ac.jp/professor_list.php

流動的なメンバーの、この刹那に並んだ”今の”顔ぶれが非常に面白い。
わたしも、だからこそ適当な略歴を使いまわさず、まじめに、「な」列に最新のプロフィールを編んだ。

冬期(10月開講)「アートの作り方」で組む安斎利洋さんの tweetには、まったく同感だ。

学環webサイトの自分情報を書く。自分の経歴や業績は、書く時点の「自分」がその都度整えられるので、書くたびに違う「自分」が生じる。実際「自分」とはそういうものなんだろう。

●2010年、中村理恵子プロフィール
http://www.iii.u-tokyo.ac.jp/professor.php?id=459

>フォマールさんこと、幸村真佐男先生
昨年末の「まれびとカンブリアン」で撮っていただい画像使わせていただきました。

>安斎さん
冬期開講まで5ヶ月、また新たな芽を仕込んでガチしたいと思います。感性全開、よろしくー!

>未だみぬ履修生のみなさんへ
一見ダサい日常の中に、非日常を見立てる技、システムをやりましょ!

ジョードーってなんですか?

道衣きて早稲田へ
道衣(どうぎ)着て、杖(じょう)もって、早稲田へ

★講義でだしの音声
宮原美佳さんの講義「メディア・プラクシス論」に行く。ノートパソコンは持たず、必要なことはブログに仕込んでおく。http://rieko.jp/blog/?p=81

ラフに打ち合わせはしたけど、その場の反射神経でということでさ、たいして話つめないでスタートする。

「ジョードーを漢字で書いてみてください。」こんな問いかけで講義が始まった。

みんな板書を試みる
みんな板書を試みる

後半は、128cmの白樫の杖と同じ長さの紐を使ったワークショップ。
100人の学生たちが悶絶する。

詳しくは、みやばらブログへ。
http://www.miyabaramika.com/archives/354

紐結びWS
紐結びWS
おにぎり
おにぎり
技を想像する
技を想像する

お昼をご馳走になって、後半ゼミ形式、少人数の講義がはじまる。

もうちょっと踏み込んで、新たな杖道の形まで想像が及ぶ。

神道夢想流杖道、表技「細道」という文字をみて、まずどんな技か想像してみる。

配られた紙に、言葉や絵にしてみる。きっと昔は細い道を行き来して断崖に囲まれた細い道で戦ったのだろう・・・とか、いや剣を構えた相手のわずかな間隙を攻めた技なのだろう・・・とか。あははは。

実際の「細道」を清水隆次師範の演武で確認。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=1Fumy55nJQM&feature=player_embedded[/youtube]
この日、彼らはジョードーという音を初めて聴き、思い、見て、ほんのちょっぴりやってみて、情報とリアルの狭間で、どのくらい自分の問題として引き寄せられただろうか?
自らの内と外を触(さわ)れたのだろうか?。