この春から、東京経済大学コミュニケーション学部にお世話になります!
私の、ワークショップ形式の講義では、毎回、杖道(じょうどう:400年前から伝承される古武道)を稽古します。ここで得る賢い身体の動きから、新たなアートの萌しをつかまえます。具体的には、杖にLEDを仕込んだ”光る杖”を使ったワークショップ「シェイク・スピアズ・ダイアログ」へとむかいます。
→シラバス参照
最新作品____
絵筆の変遷
杖道入門!@東経大2014
古武道に学ぶ間と間合い by ダンとリッチーインタビュー
最新ワークショップ「シェイク・スピアズ・ダイアログ」
なかむら流、アートするコツ
ブラボー体操、やってみよう
▼最新作品「本気(マジ!)は美しい@光る杖の軌跡」
日本美術の名作のなかには、まるで画家の一瞬の閃きや動きを封じ込めたような美しい筆勢の痕跡を見ることできます。この絵も、そのような流れを汲むものでありたいという願いをこめた、私の最新作品です。ただ、ここでは筆も墨も使っていません。
杖道(じょうどう)という形武道のひとつの技を、絵にしたものです。両端にLEDを仕込んだ杖(じょう)を用い、身体を動かすことを、筆にして描いた作品です。
これは武道による美術か、あるいは美術の発想で臨む武道か、という質問をいただいたことがあります。率直な気持ちとして、そのどちらでもありません。私の関心はもっぱら「上手くなること」。一歩一歩稽古の積み重ねの中に見えてくる、上手くなる体験を記憶にとどめたい、体験を形象化したい。それは私にとってアートとまったくイコールなのです。
杖道ってどんなもん?
http://youtu.be/MDKR6OsE46o
▼絵筆の変遷
純粋絵画領域 かつては油絵科の学生でした。→1990年代、インターネットとディジタルを使ったコラボレーションアート連画/カンブリアン・ゲームを発表します。→そして現在は、古えの形武道 杖道(じょうどう)の中に新たなアートの萌しを感じています。→実験的なワークショップ「シェイク・スピアズ・ダイアログ」へ歩みを進めています。
▼ワークショップ「杖道入門!@東経大2014」
▼ダンとリッチーインタビュー
杖道は、意外に国際的です。
そして、その間や間合いを稽古することで、ひょっとすると戦争を回避する方法が網羅されているかも、と思わせることにも至ります。
at Kashima November 5,2011(video by Kazuyo OTA / translated by Masaki MIYAKE)
ダン・ピアソン(首都圏杖道会)は 、アメリカ合衆国下院・科学技術委員会に勤務。
そしてリッチー・フライマン(五大湖杖道会)は、マルケット大学で国際政治を講ずる。なんでも日本のヤクザやマフィアまで研究対象のようだ。
そんな忙しい日日の中で、現地に稽古場を開き、年数回来日してみっちり稽古に汗を流す。
ともに15年以上神道夢想流杖道を修行する、この道の尊敬すべき先輩たちでもある。
◎アートするコツは、
・自分で動いてみる、手を動かしてみる
・わくわくした気持ちや環境を大事にする、日日の、ダサいなあ・・・、ちっぽけだなあ・・・、
何にもならないよ(お金ならない)、という中にヒントあり
・ひとりの時間と対話、他人(ひと)との時間と対話、どちらも愛して生きること
▼ブラボー体操
ただの棒、されど棒、美容と健康にブラボー体操やってみましょう!
http://youtu.be/Ewt9kaaSe_o
▼ワークショップ「シェイク・スピアズ・ダイアログ」
シェイク・スピアズ・ダイアログ
-光る杖の対話-
あの作家のシェイクスピアにあらず、
シェイク・スピアズ・ダイアログ:shake 振る,揺さぶるspear 槍(やり),銛(もり),光線(beam)
杖道から出発し、光る杖による本気の(命がけの)対話を、痕跡として残す試みである。
LEDを仕込んだ、美しく発光する杖を持って、まずは、相手のアウトラインをなぞってみる・・・・
克美と紀久子の対話 天使が舞い降りた瞬間@東大福武ホール
ワークショップ当日、自分の役割をくじ引きする。相手の役割は解らない
「本気」×「遊ぶ」、そして身体=新しいアートの萌しを、模索している