バスタ新宿からの伊勢原「雨岳文庫」へ、九州黒田藩との縁に会う

道衣をきっちり着こんで稽古に向かってたんですよ→渋谷・蔵修館。途中またも列車が急停車した(2月に入って4回目)、線路内に車両進入とかでしばら~くしてなんとか新宿駅についた。ここで「稽古いくぞ!」という緊張の糸がぷつんと切れてた。乗換口とは逆の方向へ。新宿南口の新名所だと勝手に思ってるんだけど、「バスタ新宿」は、地上4階から高速バスが意気揚々、ぴかぴか北へ南へ東へ西へ出発していく。ああ、ここから何処か行きてぇ。…唐突だけど、よし!今だw。
12時35分発のバスに乗りこむ→13時33分東名伊勢原→下車徒歩1分「雨岳文庫」。わお!やったぜ。初バスタ。


行き先は、陀楽陀楽茶会@伊勢原「雨岳文庫」
お茶の先生で、杖道稽古仲間でもある上原美奈子さんたちが主催する、不定期で開かれる魅力的なお茶会へ (Facebookより

「陀楽陀楽茶会のご案内です。
2月18日(土) 13:00頃から17:00頃
お好きな時間にいらしておすきなだけ陀楽陀楽してください。
伊勢原雨岳文庫離れにて
http://www.ugakubunko.com/htdocs/index.php
有機栽培と無農薬栽培と自然栽培と慣行栽培…
かようなこと話し合いながらさようなお茶を飲みましょう。
いえ、やっぱりただ梅を観て、ただお茶を喫しているだけかもです。
参加費 1500円」

せっかくだから、母屋へ。ここからが、このブログの本題かも。
東大震災前まで大山ニの鳥居に掛けられていた扁額など、「雨岳文庫」(国登録有形文化財 山口家住宅)の山口匡一さんに、直々ご案内いただきました。日頃見られない、襖絵の裏にあるみごとな鶏と童子を描いたもの、未公開の襖絵も含めて、闊達なご説明と深い知性あるお話に、匡一さんのファンになりました。


そして、なんと!「雨岳文庫」は、黒田藩所縁だと!、なになに!!!これも運命でしょうか。
伊勢原のこの地がいきなり時空を越えて繋がりました。

今日、たまたま稽古サボってここに来たのは、黒田藩に伝わる神道夢想流杖術の流祖 夢想権之助のお導きですか!? あまりの偶然、いや、必然ですよねきっと。興奮しました。

 

「山口家の祖先は、関ケ原の合戦後に筑前福岡藩を領した黒田筑前守の家臣、野田平右衛門です。その孫、野田左五兵衛良久の時に相州上粕屋村に居を移し、山口の姓に改めました。・・・・つづき  雨岳文庫HP

 

肝心のお茶会風景は、他力に任せて、こちらへ katsuhiko.abeさんのタイムライン参照

 

純情横丁午後3時

1月31日、高円寺北口に降りてみた。この時期、射し込んでくる陽射しの角度が面白くて、街を歩いてるとついつい立ち止まってシャッターを押してしまう。
新宿で待ち合わせて、めずらしくちゃんと喫茶店に入って一杯のブレンドコーヒーを飲んだ。美味しい。
こんな日日を、今年のカンブリアン・ゲームに投稿すると、自分の作意が人々の共創ネットの中で、まるで違う流れや脈絡に編まれていく。自分の意識やちっぽけな作為を外されていくカンブリアンシステムって、創意のAIとしてある理想的な方向、流れにあるんじゃん、と不意に思った。

編集とか、キュレーションってたぶん必要なんだと思う。しかし、いままでの古い価値観、職人技の懐かしさの中にあるものじゃなくて、もっと切実で、つかみどころのない、イライラするような新しい曖昧さを編む中に、きっとある。進化とか、新しさって愉快で、不愉快で、ひりひりするような日日の中に、どうにか自分を流しこんでいく、そんな中に発生してくるのだと思う。まずは、カンブリアン・ゲーム2017の、今日の投稿の中にね。

ところで、作品作ったり、そのテーマに引きよせられること、何ものかになっていく過程って、業界や職種違っても、同じような思い、経験してるひとっているもんで。
言語学者の小林正人さん、文章も上手いよね。機会あれば、ぜひお会いしたいわ。
http://www.l.u-tokyo.ac.jp/teacher/essay/2013/3.html
「研究者になるまで」小林 正人(言語学)