鹿島神宮奉納演武

2011年2月20日、武神武甕槌神(たけみかづちのかみ)を祀る鹿島神宮御本殿前にて神道夢想流杖道五本を演武する、日本杖道会主催「平成23年春季武道合宿研修会」にて
打:太田修司×仕:中村理恵子(共に多摩杖道会
人生が二度ないようにこんな演武の機会も二度とない、身にあまる・・・という言葉をはじめて実感したように思う。
宮司さん、大師匠、先生方、稽古仲間たちの視線の先で、突然のご指名で演武する。
心まっさら、ついでに頭の中も真っ白状態で「はじめ!」の号令がかかる、太刀落(たちおとし)、霞(かすみ)、正眼(せいがん)、雷打(らいうち)、乱留(みだれどめ)。
photo by Mika MIYABARA

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神宮のカラスは青い

▼明治神宮に棲むカラスたちはゆったり人も恐れず逃げない
その彼らの目線の先で、わたしたちの奉納演武会があった。
ラッシュアワーなみの順番待ちで昇殿参拝を終えて2011年1月7日(金曜日)午前10時30分すぎ、演武のはじまり。

神宮のカラス神宮の巫女さん

今年は仲間や知り合いの見学も多くてたくさんの記録を残してくれた。
ありがとう!

●詳細については以下のブログに詳しく

ゆうざんさんblog.@日本杖道会仙台支部HP&blog
http://blog.livedoor.jp/zyodo_sendai/archives/51710058.html
(大きな写真)http://www.geocities.jp/zyodo_sendai/PhotoPage/110107meizi.html

宮原美佳さんblog.「“撮る”と“見る”の違い」http://www.miyabaramika.com/archives/1608

●わたしの演武内容メモ

制定形/打太刀なかむら×仕杖大田一予三段
着杖(つきづえ)、引提(ひっさげ)、左貫(さかん)

短杖/打太刀なかむら×仕杖大田一予三段
小手(こて)、繰付(くりつけ)、入身(いりみ)

制定形/打太刀矢野清徳先生×仕杖なかむら
霞(かすみ)、太刀落(たちおとし)、物見(ものみ)、正眼(せいがん)、乱留(みだれどめ)
明治神宮_矢野先生太刀o明治神宮_矢野先生太刀
古流・表 /打太刀矢口真知子六段×仕杖なかむら
鍔割(つばわり)、右貫(うかん)、笠の下(かさのした)

剣術/ 打太刀太田修司三段×仕太刀なかむら
相寸(あいすん)、鷲(じゅ)、乳拂(ちばらい)、受返(うけかえし)、摺込(すりこみ)

★明治神宮奉納演武会は、日本杖道会恒例の行事として行われている。

師匠たちは肩コリ知らず

のりぴーのblog.更新要求に応えて(笑)・・・
7月17日(土曜)/綾瀬の東京武道館まで東京都杖道大会に行く。純子さんデビュー01
今大会、四段の相手をゲットしそこねて、試合はじっくり見取り、見学だわ。
●大の友だち純子さんが、杖道界デビューをする!。
午前9時半から1級審査→無事に、パス。

●この日はもうひとりゲストを誘う。本の装丁などのデザイナー、笠井亞子さん。
桑田佳祐のインタビュー本、ほか(桑田ってぜんぜん変わってないじゃん、大笑↓)
http://homepage3.nifty.com/tramiche/rocknoko.html
ご自身の句集も出される俳人でもある亞子さんの、杖道する人々の印象、

「落ち着いた、いい顔つきの日本人を(それも老若男女を問わずたくさん)見た感動。」

さて、本題。試合や古流の演武など杖道文化三昧の日を終えて、師匠や仲間たちと合流していっぱい呑み会。無礼講をいいことに、先生方、さぞや一日審判や古流の奥義を演武することでお疲れでしょ。気安く肩などお揉みいたしましょ。

大里耕平師範@日本杖道会
ん?まるでコリがない!師匠たちは肩コリなし
どころか赤ちゃんの肩みたいに非常に柔らかなのだ。
ありえない・・・

あまりに不思議なのと、驚いたのと、横の阿部修、山口満、お二人の師範の肩もつぎつぎお揉み(というより確認ですよね)してみる。
コリがない・・・・
やはり柔らかい。
どうなってんだ?!
師匠たちには、肩コリがない。

当夜は、かなり呑んで記憶も曖昧だけど、
あの師匠たちの、肩のコリのない柔らかさだけが、鮮烈な感触として指先に残っている。
どういうことなんだろう?

追記:杖道をはじめたころ、きっと杖道に長けた人々は死なないし、病気にもならないと思っていたが、そんことはない。ちゃんと死ぬし、病気にもなる。しかし生きて動いてるとき、何事か起こったとき、とても何かが違うのだ。