山始め神事 演武

2013・1・13 、地元の里山「なな山」を守るひとびとからお声がかかって仲間と出かける。
なな山緑地の会のブログに詳しくhttp://nanayamaryokuchi.blog.so-net.ne.jp/

新春の陽光に炙りだされるように、演武する人、見つめる人々の影法師がとってもドラマチックで面白い。
霜柱を踏みしめて、やや傾斜した地面を足裏で感じながらの演武に、おおいに戸惑う。
半端な気合では、高く冷たい青い空にはちっとも響いていかない。
足の運びや、相手への攻めや残心も、ちゃらんぱらん(こんな言葉あるのか?w)ばらばらになりながら、それでも続行。
いったん始まった業の流れは、つまづいたからって空振りしからってやり直すわけにもいかないし、後戻りはできない。

だけれども、そのつたない動きの中に、古えの杖道を精進してきた人々の息使いや気配をすぐそこに錯覚する。
いつもの稽古場、床や平らな環境では決して得られない情けない気持ちと、反対に晴れ晴れしたものが混ざる。

業(技)をたっぷり錬る時間や機会は、しっかり自分に引き寄せて。
誰のためでもない、自分の時間をしっかりかけてと、お汁粉をご馳走になりながらしみじみ思うのだ。
そんな2013年の事始め。