ほんとうは美大に行きたかった。

▼ホントですか?と思わず聞き返す。このところ出会う早稲田や慶應そして東大生たちが云います、もしわたしの親だったら美大はダメでもこれらの大学に合格したら狂喜すると思ふけどなあ。

先日、国立近代美術館の水谷長志さんが担当される「アート・ドキュメンテーションの基礎からミュージアム・リテラシーまで」にて特別講義の機会を得た。終わってから彼らと、慶應御用達し「つるのや」にて親しく和んだ席でこの話になった。慶應大学のひとびと

美大というところやはり合格する術(すべ)がある、ブルータスをどんな方向からもきっかり6時間で木炭紙にウツス、この術(すべ)は本来の輝く才能や瑞瑞しい感性とは少し違うところにあるかも一回やってみると解る。
さらに、晴れて美大に合格して初めて教授陣たちと会して云われたのは、「君たち絵描きになれる学校ってあると思う?」だ、だ、(笑)、

ちょうど今、ムサビ時代羨望の的だった油絵科の教授、麻生三郎の展覧展が国立近代美術館で開かれている。
麻生三郎展

久々に麻生先生のデッサンが印刷されたチケットみると、表情豊かな”かめはめ波”のような一本一本の描線が新鮮だ。しばらくディジタル、ネットワーク、メディアで賑やかだった今に真っ向から饒舌な描線が生に刺さる、時代はめぐると云うけれどさ、12月19日(日曜)まで、行くぞ!。
http://www.momat.go.jp/Honkan/aso_saburo/index.html

か・ん・ぶ・り・あぁ~ん

▼しばしサーバの強化、環境整備中だったカンブリアン・ゲームを再始動した。
まず、慣らし運転といっては失礼だけど、しかし、
これがだ、たいへんことになってます。
異例だけど、公開だわ。http://cambrian.jp/forest/musabi10a-interim/

先週の金曜日、ムサビ基礎デでやったカンブリアンゲームが、溜息でるほどすばらしいので、途中だけどデータをオープン用に移してみた。2時間ほどの授業中の成果とは思えない。まさにカンブリアン爆発。
安斎利洋さんのtweet
より

はじまり・・・

ムサビ基礎デカンブリアンの種コーパス

そして、あっという間に・・・・

カンブリアンゲーム@autopoiesis ムサビ2010
カンブリアンゲーム@autopoiesis ムサビ2010

武蔵野美術大学基礎デザイン科の「オートポイエーシス論」金曜14:45~17:45

この日、わたしは都内に置いたサーバ画面にひっついて、こいつがセッション中倒れず固まらずやりぬけるか?見守る。投稿するたび動的に変化するサーバと、web上のマップをみやりながら、時には小平のムサビ、コンピュータルームとケータイでやりとりしながら、

tweetした記録

16:25、セッションはじまる
posted at 16:24:25

なんとなくメモリに撮りためた偶然ってのは、強烈な必然になるのだという瞬間をみているなう
posted at 16:58:46

おお、サーバダウン・・・・windows再起動、、、、ううう、お、復旧
posted at 17:05:15

他人(ひと)のイメージにリンクする自分のイメージは、きわめて個人的、主体的なはずで、しかしそれで閉じてしまわず、またほかの誰かの主体、内側につながっていく
posted at 17:16:45

連画、カンブリア・ゲームの現場は、常に動いている。その動きの中で直感と直感勝負、観察と創造が忙しく入れ代わる。
posted at 17:39:55

水面下、ムサビでのカンブリアンゲーム終了、ひや~興奮しました。たぶん後日公開する?かも。
posted at 17:30:17

セッション吟味;ゴミタメのようなワンルームに住む男に、アルミ箔のディテールがリンクして、サンバのカーニバル風体、裸女の羽飾りに肉厚な植物のフリルがつながる、丸木の重なりがショーウィンドーの着物の巻物にリンクして、それぞれの解像度や肌理、物体との間や、間合いもさまざま、飛躍の連続
posted at 17:59:32

心理的に、めまいとぶれをおおいに感じる。不思議に吐き気はしないけど、動的な筋肉が鍛えられる鑑賞物もある。
posted at 18:02:40

動きながらの感性、創作、そこからみえてくるかたち、
posted at 17:43:36

尚、今週10月8日、次週15日、またこれとは違う展開を君らと実験するために、ゲリラ講師として赴く予定です。
ムサビの後輩諸君、ぜひ、よろしくお願いねん!