文学舞踊劇「Macbethマクベス」

◆東京公演◆
8/30(水)19:00開演(18:30開場)
渋谷区文化総合センター大和田6階 伝承ホール

https://www.macbeth-tanz.com/

東経大のゲスト講師、池上直子さんが、マクベス夫人を踊ります。
構成・演出・振付は、森優貴さん。

わたしの講義枠「ワークショップ中村座」で行き交う、顔見知りのゲスト講師たちと一緒に観劇してきました。(向かって左から、わたし、池上さん、音楽家の野口桃江さん、アーチストの安斎利洋さん)

衣装のちょっとしたタッグやプリーツの留めてある位置が、踊りの動きと肝心な場面で連動して、それはそれは、美しいフォルムが決まります。後日、公演中の画像や、動画などの公開を望みます。
足元は、素足でもないし、端正なバレエシューズでもない。あれは、たぶん、綿の黒いソックスだとおもうんですよね。驚くほどのステップや跳躍を、簡素な靴下履いて踊るんだあ。。。妙なところにも着眼、超感心した夜。

 

【主役の池上直子さん 顔小さぁ!w その隣、ゲスト講師仲間で、コラボレータの野口桃江さん、安斎利洋さん、と】

マリーアントワネット×メディアアンビション東京

最新のメディアアートと、2時間待ちの行列ができる18世紀の仏・王妃「マリーアントワネット」にまつわる展覧会をハシゴ、すごいコントラストでしょw。。

2月12日(日曜)六本木ヒルズ52F、東京タワーきれい!まるで作り物のような絶景です。

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2時間待ちの「マリー・アントワネット展美術品が語るフランス王妃の真実」入場料1800円、こっちから。
アントワネットが身近に使っていた雌鶏の漆器や、高級な綿ローンの下着なども展示されていて、当時の宮廷画家たちによる肖像写真のような平面作品もずらりと並ぶ。18世紀頃というから250年くらい経ってるらしいけど、作品表面の被膜はつやつや、王族の瞳や頬は、瑞々しい。久々にこうした作品をみると、メディアとしてこれらの技術や画法、材料もなかなかタフだわ。

お次は、すいっと並ばず、六本木ヒルズ52F 同じ階でやってた「メディアアンビション東京」入場料1800円へ。強い日差しがさしこむ絶景の52F、回廊のようなおお窓際を会場に、点々と作品が並ぶ。
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知りあいの、AKI INOMATAさんの新作が美しい。

あの化石のアンモナイトを、たぶん高精細なCTスキャンや3Dプリンターを駆使して再現したんだとおもう。を、どこかに金継も使ってるの。これにタコを出会わせるという作品を、映像で公開。一見奇想天外だけど、これ、深い思考実験でもあるようだ。アンモナイトとタコは、生物学的には親戚関係になるようで、タコたちは、進化の過程で彼らの外殻、貝殻を捨ててきたと考えられている。
6,600万年前に恐竜とともに絶滅したというアンモナイトが、最新テクでもって、こんな美しい姿で再現されたら、タコたちは、心おだやかではいられない?!
いい知れない、こみ上げてくる懐かしさ、恋人にでも再会したような熱情で頬づりするだろうか?外殻を捨ててしまった後悔と、未練にさいなまれながら、吸盤付きの身体を絡ませてくるだろうか?!。タコたちの本心はともかく、絵として非常に美しい。実物をぜひ!見学させてもらおう。きっとエロティックだ、とても。
ちなみに、防御に長けた形武道の杖道は、みえないバリアを起動する。美しくて、柔軟で、変幻自在な外殻、殻のようなバリアは、稽古をつむことで、より一層、生き物のわたしと密接に関係してくる。呼応し合う。まるで、恋人同士のようにだ。

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純情横丁午後3時

1月31日、高円寺北口に降りてみた。この時期、射し込んでくる陽射しの角度が面白くて、街を歩いてるとついつい立ち止まってシャッターを押してしまう。
新宿で待ち合わせて、めずらしくちゃんと喫茶店に入って一杯のブレンドコーヒーを飲んだ。美味しい。
こんな日日を、今年のカンブリアン・ゲームに投稿すると、自分の作意が人々の共創ネットの中で、まるで違う流れや脈絡に編まれていく。自分の意識やちっぽけな作為を外されていくカンブリアンシステムって、創意のAIとしてある理想的な方向、流れにあるんじゃん、と不意に思った。

編集とか、キュレーションってたぶん必要なんだと思う。しかし、いままでの古い価値観、職人技の懐かしさの中にあるものじゃなくて、もっと切実で、つかみどころのない、イライラするような新しい曖昧さを編む中に、きっとある。進化とか、新しさって愉快で、不愉快で、ひりひりするような日日の中に、どうにか自分を流しこんでいく、そんな中に発生してくるのだと思う。まずは、カンブリアン・ゲーム2017の、今日の投稿の中にね。

ところで、作品作ったり、そのテーマに引きよせられること、何ものかになっていく過程って、業界や職種違っても、同じような思い、経験してるひとっているもんで。
言語学者の小林正人さん、文章も上手いよね。機会あれば、ぜひお会いしたいわ。
http://www.l.u-tokyo.ac.jp/teacher/essay/2013/3.html
「研究者になるまで」小林 正人(言語学)