松山での地区講習、再会、学んだこと
今回、できるだけ自分の眼で見て、身体で吸収して帰ってほしいという講師陣の切なる願いから、一切撮影禁止の中で始まった。
基本単独、相対動作、形ほか模範演武やその都度説明される解説書をふまえた要点は、ビデオやスマホに頼らずスイッチをオフにして、生身の自分をしっかり起動せよ!とのことだった。その場で起こる動きや音、言葉を、自分の網膜や皮膚で受けて直接自分に落とし込んでいくというライブな二日間である。
見聞きした、杖道のコツ、攻めの形、気合がリアルに四方八方からあふれる。それと同時に、指の間から砂がこぼれ落ちるように逃げてもいく。揮発してしまわないうちに、つかまえなくては!。
ともあれ、四国松山の太陽光線は強い。会場は、12年前に150億円をかけて建てられた冷房ばっちりの木造の武道館で、その素晴らしさを参加者の誰もが口にしていた。
この場に足を運んだ200人以上の杖道人のために、地元愛媛の仲間は、終日、裏方に回ってきめ細かく運営に当たっている。mixiなどでも交流のある、もりさんやまっとさんと記念撮影!こうした機会での再会を楽しみに出かけた。
初日の夜には、レセプションも開かれて、ここでも裏方たちは大活躍。受付で立ち話するわたしたちの脇を、先生方も一声労いの言葉をかけて行き来される。中には、ロシアへ招聘されて戻ってすぐ松山へという強硬スケジュールの先生まで、大盛りあがり。
仲良しの純子さんも一緒に参加した。日頃、別々の会に所属して稽古してるので、帰りは二人でたくさん話をするつもりが、汽車の適度な揺れと、松山名物のじゃこ天で一杯が効いてこっくりこっくりうたた寝がものすごく気持ちい。
さーて、稽古!精進!
セレクションが楽しそうだね、以前はその体育館やそのほかで講習会をやったことはあったけど、もう82歳、皆さんにはとてもついてはいけない。
懇親会だけとはいかないからネ、もう数えるほどしか生けないだろう、杖道の盛会を祈るのみ。
しかし、名古屋の講習会には「前に座っておれ」と全剣連から案内が来た。行かざるを得まい。有難い。では