令和をはさんでこのコロナ禍、全国審査をうけて昇段した六段、七段たちに、日本杖道会の総師範 大里耕平先生から祝いの品をいただいた。箱にかけられた熨斗に各人の名前があり、開けると上品な紫の風呂敷が畳まれている。
広げると、なんと!わたしの名前があり祝いの言葉、そして先生のお名前がつづく。ああ、これ、とってもほしかった。願ってもない、思いがけない、想定外のものが届いた。
この世の中に一枚だけの、名前の記された昇段祝いの風呂敷だ。ネット・デジタル時代だからこそ可能な、一枚から注文可能な風呂敷を、古武道の昇段祝いにという発想が超ニクイ。
いただいた私、まるで大里先生に名前を呼びかけられたような、モノであるのに、先生の思いが揮発しないでしっかり真っすぐ封じ込められて伝わってくる。
これから歩む道標を、いつも身近に持って歩けるという気持ちがこみ上げてくる。
これを託された、真野英明 杖道教士七段もうれしそうに記念撮影に付き合ってくれた。この消費社会とネット時代を逆手にとって、やるなぁ…感無量。
本当に欲しいモノ、ありがとうございます。